連休の最中にスタートですよ!

皆さまおはようございます。三連休の中日をいかがお過ごしでしょうか?かく言う「駅長さん」は、今日・明日と「ニッポン萌え奇行」のその2と称して中部地方まで行ってきます。
今回の目的は、富山県城端で行われている「むぎや踊り」の観覧をメインに、翌日に白川郷を訪ねる行程です。その筋に明るい人なら、「true tears」と「ひぐらしのなく頃に」といえばお分かりでしょう。で、当初の予定では2泊3日の行程で、城端白川郷木崎湖と辿る予定でしたが、16日にのっぴきならない予定が入ったために2日目を白川郷木崎湖と辿る強引なスケジュールにしましたが、それだと木崎湖の滞在時間がほとんどとれないことが発覚しました。そのため、今回のお出かけを2部制にして、1部で城端白川郷と辿り、2部で別日程で木崎湖を訪れるというように計画を変更したのでした。そのほうが白川郷でも時間がとれ
るので、結果的には良さそうな感じです。
というわけで、東京から上越新幹線に乗るべく、京浜東北線に飛び乗ります。いつものように泊まり仕事の終了から2時間後の新幹線なので、慌ただしく身支度を整えるのはいうまでもありません。はてさて、新幹線はどれだけ賑わっていますかね〜?

いきなり、大当たり!?

というわけで東京駅に到着し、新幹線ホームへ向かいます。この泊まり仕事の前にインターネットで調べたところ、今日乗る「とき319号」はポケモン新幹線(200系)で運転されるとのことでした。別に狙ったわけではありませんが、こういう時の引きは強いですね。で、ホームに上がってちょっとすると、お目当ての「とき319号」が入線です。23番線に入線なので反対ホームから撮るというわけにはいきませんが、ホーム側から各車両のラッピングを撮ったのでした。中は至って普通ですが、背もたれのカバーがポケモン仕様になっています。降りるときに記念に「おっ持ちかえりぃ〜♪」したいところですが、さすがにそれは自重しなければなりませ
んね(笑)。
さて、「とき319号」は東京発車場面では6割ほど埋まり、大宮で満員御礼となって新潟へ向かいます。さすが、連休の中日といったところです。


ピカチュウたちに見送られて、いざ「ニッポン萌え奇行」に出発です!

みのりん実りの秋の真っ直中

先日買ったラノベを読んでいるうちに、1時間半ほどで越後湯沢に到着です。ここからは「はくたか10号」に乗り換えます。さてどっちの「はくたかタン」かなとホームへ向かうと、北越急行版の「スノラビたん」が待ち構えていました。北越急行版の「スノラビたん」のほうが暖色を使っている分、JR西日本版の「はくたかタン」よりも暖かみを感じるのは気のせいなのかしら?
乗り換え通路で駅弁とアルコールを買い求め、ちょっと写真を撮るともう発車時刻です。発車して六日町まではJR上越線を走り、六日町からはほくほく線に入ります。途中の魚沼丘陵駅までは田んぼが広がり、まるで金色の絨毯の上を走っているかのようです*1魚沼丘陵駅を通過すると、ほとんどがトンネル区間となります。この区間では160km/h運転をしているようですが、トンネルばかりで速度の感覚がつかめません。
そうこうしているうちに、東京からドナドナされてきた209系が寂しく佇んでいる直江津に到着し、JRマークが緑から青に変わります。直江津を発車してしばらくすると、車窓に日本海が広がります。今日は日本海側の席が取れたので、穏やかな海を見ながらの快適なクルージングです。親不知付近が無粋なコンクリートの橋脚まみれなのは残念ですが、そこを除けばほぼ海沿いをひた走ります。
併せて沿線では北陸新幹線の工事もたけなわで、各所で橋脚や高架橋が出来つつあります。まだまだ先の話でしょうが、出来た場合の北陸本線ってどうなるんでしょうかね?


雪はないけど、スノーラビット高速進行

はい、「はちはち」ってして Part2

はくたか10号」は気持ち遅れて高岡に到着しました。ここからは城端線に乗り換えて…といきたいところですが、高岡で「true tears」といえばアソコに行かなければなりません。ちょうどそこへの最寄り駅へ行く氷見線の列車があったので乗り換え、一駅目の越中中川駅で降ります。察しの良い人はお気づきでしょうが、ここには「今川焼き あいちゃん」こと「たこ焼き はちはち」があります。ここでたこ焼きを買うのが、「true tears」舞台訪問のたしなみといえます。
店内は春に訪れたときと同様に、一角が「true tears」関連の掲示物で埋まっています。前回と違うのはチューリップ通信がないことと、「駅長さん」が春先に訪れた1週間後に発売となった特大ポスターが貼り出されていたところです。とりあえず店内の写真は撮らずにたこ焼きを買い求め、古城公園を通り高岡駅へ戻ります。
古城公園も舞台となっているので、併せて確認します。前回は桜が満開で花見客で賑わっていましたが、今日はそんなこともなく、ノンビリした雰囲気が漂っています。そんな公園の中にかの有名な「はい、ぱちぱちってして」の噴水があります。前回はただのオブジェでしたが、今日はちゃんと水が噴き出していました。どちらかというと顔を付けるのではなく、プールの洗眼用の蛇口っぽい雰囲気です。たぶん水道水なんでしょうけど、「ぱちぱち」とは出来ませんね。
で、今宵の宿は高岡に取ってあるのでそこへチェックインして、ようやく城端に向かいます。城端線の列車は2両編成のディーゼルカーですが、席がほぼ埋まった状態で発車しました。とはいえ、むぎや祭りへ行くような感じの人は少なそうですが…。


まるでプールにあるアレみたいですが、ここで「ぱちぱち」とは出来ないでしょ〜。

燃えて萌える越中の小京都・城端

城端線の列車は、砺波・福野・福光と乗客を降ろしていきましたが、半数近くが城端まで乗り通しました。城端に到着すると、地元の人がむぎや踊りで出迎えてくれます。着いた早々、ニクい演出です。コレは鉄道で来た人の特権といえるでしょう。
本来なら駅構内に観光案内所があるのですが、今日はむぎや祭当日ということで街中で営業しているとのこと。早速祭りのパンフレットを貰い、まずは「じょうはな織館」へ。ここでは今回のむぎや祭りを記念して「true tears」のクリアファイルを発売しています。早速それを買い求め、改めて街中をブラリ。
善徳寺とじょうはな座では踊りの競演会が、街中の4会場では街並み踊りが行われています。作中で眞一郎が踊っていたのは、たぶん街並み踊りなのでしょう。作中と同じように、高校生くらいの男子はもちろん、小学生や中学生など踊りの層は老若男女を問いません。だからこそ、このむぎや祭りがここまで続いて来れたのでしょう。また、男性陣は作中の眞一郎と同じ柄の袴姿で、しかも多く見かけるので、なんだか自分が「true tears」の世界に迷い込んだかのようです。
何カ所かで幾つかの町内の踊りを見ましたが、笠を使った踊りはとても勇壮で、袴姿と相まって格好良いものです。この動きをアニメで再現するのは、結構大変だったのではないかしら?
祭りも佳境になり、200人の踊りのパレードが終わると、続いては総踊りといわれるクライマックスです。これは町内の踊り手だけでなく、観光客も参加できる踊りです。盆踊りの要領でやぐらの周囲を踊るも良し、笠を持参して(または借りて)むぎや踊りを踊るも良しというものです。「駅長さん」も眞一郎のように勇壮に踊ってみようかと思いましたが、そこはチキンな「駅長さん」なので結局入らずじまいでした。でも、端から見ていても笠を使った踊りはハードです。踊りの見本としてずっと踊っていたお兄さん、お疲れさまでした!


当然のように街中には灯籠が立っていますが、街の中心部からちょっと外れたP.A.Works本社前にはちゃんと協賛の灯籠が立っています。…って、城端を(ヲタ的に)全国区にのしあげた立役者ですからね

で、祭りも終わりが近づいてきました。ただ、高岡に戻る列車は所定は21時27分発が最終ですが、今日はお祭り期間ということで22時07分発の臨時むぎや号・高岡行きが運転されます。ま、それでも踊りのラストまでいると乗れない時間なんですけど…。使っている車両はいつもここを走っているキハ40+キハ47の2両編成です。とはいえ、簡単なものながらヘッドマークがついているのが特徴です。列車はかなり混みあうかなという予想に反し、ガラガラで発車していきました。みんな所定の最終列車で帰ったのかしら?
折しも、今日は中秋の名月十五夜だそうです。幸い雨も降らずお月様の照らす明かりの下、勇壮な踊りを堪能させていただきました。来年もスケジュールがあえば行ってみたいですね。そのときは眞一郎ばりに笠を使って踊りますよ(爆)!


どうせなら、埼玉の某町みたいにド派手にタイアップかましてみるのもおもしろいかも?「true tears」熱が来年も冷めなければ、JRも考えるかな?かな?