まずは近江鉄道の鉄むすとの逢瀬

シルバーウィークも終わりに差し掛かった9月24日の午前2時から「西日本萌え奇行2016」が始まりました。東名→名神の従来からあるルートで西へ進み、多賀SAに朝8時ごろに到着したのでした。そこで朝ごはんとスクフェスのイベント消化をしたのち、一つ目の目的地である近江鉄道彦根駅に向かいます。
多賀SAは「ぷらっとパーク」という外と繋がっているサービスエリアになっていて、しかも近江鉄道多賀大社前駅まで歩いて10分ほどという好立地にあります。

滋賀県内でよく見かける飛び出し坊やの看板ですが、多賀町のそれはイメージキャラクターの「たがゆいちゃん」が勤めています。

近江鉄道はオーソドックスな車両でした。多賀大社からの電車が1時間に1本しかないのと、駅からSAの道中が人家のないエリアだったりするので日が暮れると歩きづらいのが玉にキズかと。

彦根駅から歩いてすぐの駐車場が、一つ目の目的地である「近江鉄道ありがとうフェスタ」の会場になっていて、ゲートをくぐると創立120周年を記念して走っている「豊郷あかね」ラッピングバスが展示されていました。8月に来訪した時はタイミングが合わず見れませんでしたが、ここでリベンジを果たすことが出来ました。

鉄道むすめの豊郷あかねさんは駅員さんですが、ミュージアムや夏のイベント電車「ビア電」のお手伝いもこなします。なので、その仕事をしている姿が描かれています。こうやって窓にかかるようにラッピングされていると、恥ずかしいやら嬉しいやら…。

ちはやふる」のラッピングタクシーも展示されていました。普段は大津市内で走行していますが、この日は彦根に出張してきました。しかしまあ、西武グループって言うのは西武鉄道が「あの花」「ここさけ」、伊豆箱根の「ラブライブ!サンシャイン!!」といったようにこの手のコラボが好きですよね(笑)。近江鉄道も「けいおん!」「中二病」「ヤマノススメ」でコラボしてましたからね。そうすることで釣られてホイホイ行ってしまう「駅長さん」がいるんですけどね(爆)
(…といったところで、近江鉄道パートの前半が終わり。後半は本業の鉄道部門のレポをお送ります)
(以下、9月30日に追加しました)
 
続いては、駅を挟んで反対側にある鉄道部門の会場へ。実はこの日、西武鉄道グループと鉄道むすめがコラボした記念切符が発売され、ここ彦根だと西武鉄道伊豆箱根鉄道のもセットで買えるということもあって今回の行程に組み込んだのでした。無事に記念切符のセットを買い求め、あとは会場をブラリ。
近江鉄道といえば、旧型の電気機関車がいることでおなじみですが、車庫内には色こそ水色で鮮やかですがレトロな感じの電気機関車が保存されていました。車両の状態や説明板を見る限りほとんどの機関車が動いてない感じですが、さすがに貨物輸送をやっているわけではないので当然といえば当然ですかね。右の画像はライオンズカラーの新しそうな電車ですが、その実吊り掛け駆動のモーターで走る200形です。「駅長さん」も一度くらいしか乗ったことがありませんが、見た目の新しさの割に吊り掛けモーターの渋い音やら短い車体に大きな集中式クーラーといったゲテモノ的な電車です。

今回久しぶりに近江鉄道彦根口に乗りましたが、西武から来た3000系があちこちに留置されていました。これって部品取り用なのか、はたまた改造して新車として投入するんですかね?現役の車両も元西武で見た目はそっくりとはいえ、けっこう古めの車両が多いですからね。もしかしたら少しずつ変わっていったりして。

ミュージアムの中にも豊郷あかねさんのへっソマークが展示されています。
 
車庫で撮影中に豊郷あかね電車が米原行きで到着したので、車庫から駅停車中の姿を1枚。彦根駅はどういうわけか右側通行になっているので、米原行きが(東海道本線下り方面を基準にして)左側、八日市方面が右側の線路を使っています。この豊郷あかね電車が米原に行って帰って来る頃にちょうど良い頃合いになるので、ホームで待ち構えて写真を撮ったのでした。電車の方はバスと違ってビア電仕様のあかねさんしかいないようです。
で、多賀SAに戻って「しげぴん」号に乗り込み、名神高速をさらに西へ進みます。