「なつまち」を探しに信州へ

(このエントリーは7月15・17・23日にアップしました)
というわけで、「駅長さん」の何かと忙しい日々も続いていますが、今年の夏はいわゆるアニメの舞台訪問を強化してみようかと。なんせ、今年だけで結構な数のご当地アニメが放送されてますからね。しかも、「駅長さん」はそのほとんどに行けてないという現実が…。その第1弾は、今年第1四半期放送の「あの夏で待ってる」の舞台訪問です。ま、しなの鉄道で記念切符出すということもあって、白羽の矢が立ったのでした。
 
で、東京駅から長野新幹線の初列車「あさま501号」に乗り込みます。で、なぜか高崎で降りて信越本線に乗り換えます。朝の通学時間帯ということで車内は混みあっていますが、安中でほとんど降りてしまい、ガラガラのまま今や終着駅になってしまった横川駅に到着です。

鉄道文化むらの開館時刻には程遠く、駅隣のおぎのやドライブインも開いていないみたいで、駅周辺は閑散としています。ここからはバスに乗って碓氷峠に挑みます。横軽がレールで結ばれていた頃から、この区間普通列車は本数が少なかったのですが、バスも7往復しかありません。基本は碓氷バイパスを通って行きますが、夏場には旧道経由の便も運行されています。バスは駅を出ると国道18号・碓氷バイパスに入り、あっという間に標高を稼いでいきます。峠の頂点に達したところで長野県に入り、そこからは下り坂になりますが、横川からと比べて下り坂の距離は短く、横川と軽井沢の標高差を感じさせます。バスは34分で軽井沢駅に到着です。
 
軽井沢ではしなの鉄道が発行する「あの夏で待ってる記念入場券セット」を買い求め、海人と柑菜がデートした軽井沢の街をブラリ。…と旧軽井沢まで歩いたのですが、「駅長さん」の所定の取り扱いとして画面キャプチャが用意できなかったので(爆)、ちょっとした雰囲気を楽しんだのでした。そういえば軽井沢なんて、8年前に「おねツイ」の舞台訪問で来たっきりでしたが、雰囲気はそんなに変わってませんね。何となくハイソな雰囲気が感じられるのでした。

で、イチカ先輩と海人が良い雰囲気になったしなの鉄道軽井沢駅から、物語の舞台・小諸を目指します。
(以下、7月17日に追記しました)

というわけで、115系の普通列車に揺られること40分で、今日のメイン・小諸に到着です。まずは駅の改札とは反対側にある懐古園へ向かいます。懐古園小諸城の跡にできた公園で、お城自体はありませんが、石垣などが残っていて、お城があった時代を感じさせます。
 
本丸があったところには懐古神社が建立されています。ここ自体が「なつまち」の舞台になっているおかげか、痛絵馬が何枚か奉納されています。懐古園のはずれには展望台がありますが、この城の南側は断崖絶壁になっています。「駅長さん」はこのあたりは平地かな?と思っていましたが、この断崖絶壁は意外でした。もっとも、この断崖絶壁があるからこそ、ここにお城が建ったんでしょうけど。このアングルだと最近のキービジュアルと同じようなアングルですが、映画撮影班の6人とバックのダムの距離からすると、この崖下あたりにダムを見通せるポイントがあるんでしょうか?

懐古園を後にし、街中へ向かいますが、街に向かう途中に大手門があります。懐古園の入り口の門が三の門になっていて、大手門からお城に行く途中に、しなの鉄道(昔で言う信越本線)が横切っています。普通だったらお城の敷地は避けそうなものですが、南側は崖で北側には城下町があるので、やむを得ずお城の敷地を通したのでしょう。
 
大手門の近くには本陣主屋があり、通常なら街の変遷や地元の方の手作り作品の展示発表の場なのですが、「なつまち」放送のあたりから「なつまちおもてなしサロン」として、ファンの交流の場所が設置されています。この日は平日なので訪れる人は少ないのですが、それでも各地から多くのファンが訪れているようです。あと、地元の商店街では「なつまちカードラリー」をやっていて対象となるお店や、なつまちコラボメニューを提供する飲食店の情報もあり、先にこっちにくればと良かったと思ってみたり(-_-)
(以下、23日に追加しました)
 
で、小諸駅に戻り、続いて小海線に乗り込みます。小海線といえばJR東日本の中でも唯一(?)の公式萌えキャラである「ぶりっとちゃん」でお馴染みですが、ここでも移動はノーマルにキハ110系です。小諸から二つ目の乙女駅が「なつまち」におけるメインですが、それを後回しにして、まずは佐久平駅へ。第2話で海人と姉の七海が別れるのが*1、ここ佐久平駅の改札口になります。ちなみに、長野新幹線小海線が交わる佐久平駅ですが、乗り換え改札という概念は無く、いったん改札を出てから乗り換えるような形なっています。こういう時、近距離切符を持っている人って自動改札機に回収されたりしないんですかね?
 
ここからはちょっと本題から外れますが、一駅歩いて岩村田駅へ。距離があるのかなと思いましたが、案内図を見ると600mしかなく、余裕で歩いて行けました。この岩村田に何があるのかというと、「アイスパン」を売っているパン屋さんが駅前にあるのです。以前、「ぶらり途中下車の旅」や「秘密のケンミンSHOW」でも紹介され気になっていたので、今回ついでに訪れてみました。残念ながら6種のうち4種が売り切れでしたが、チョコとクリームのパンを買い込み、駅の待合室で食べてみます。凍らせているだけにチョコやクリームが程よく固くて、中々新鮮な感じでした。売り切れていたのはフルーツのサンドイッチでしたが、ソッチだとシャーベット感覚も味わえて、一石二鳥かも?
 
本題に戻り、再び小海線に乗って戻ります。次は本題の乙女駅に降り立ちます。小諸市の郊外といった雰囲気で、線路を境に住宅街と田園地帯とに分かれている印象です。待合室には旅人ノートが置かれていて、訪れた人たちが足跡を残しています。地元の人も「なつまち」で訪れる人が増えているのを知っているようで、ノートに対するレスポンスが貼りだされています。
 
駅のホームから小諸駅側を。コミックス1巻の表紙を飾ったアングルでもあります。ホームの小淵沢側には高架橋がかかり、こうしていると海人が8ミリカメラを持って現れそうです。

駅から10分ちょっと歩くと乙女湖公園があります。もちろん映画の撮影はしていませんが(爆)、ノンビリした雰囲気です。

*1:といっても、七海が出張のためですけど