とびしまでたまゆら、なので

というわけで、のぞみ99号は、「けいおん!!」の郷・豊郷、「めぐりめくる」の郷・倉敷、「かみちゅ!」の郷・尾道を駆け抜け、時刻通りに広島に到着しました。ここからは呉線に乗り換え、広駅に向かいます。接続するのは快速・広行きと、同じく快速の瀬戸内マリンビューの2本です。どっちに乗っても広からのバスは同じなので、瀬戸内マリンビューに乗ることに。しかも、わざわざみどりの券売機を叩いて指定席を取ってみたりして。

あてがわれた席は4Aで山側のソファータイプの席でした。一応、奇数の席が海側のボックスシートになるようです。しかも3・5番なら大窓なので、視界も良さそうです。マリンビューは広島を発車すると次は呉に止まりますが、山陽本線呉線の分岐駅である海田市を始め、かなり列車の交換のために停車します。土曜日ということもあり、車内はグループ客で賑わい、朝も早くから宴会モードに突入しています。車窓に港が見えはじめ、造船所のクレーンが見えると呉に到着です。そこからさらに10分で広に到着です。
広からはバスに乗り換え、第2話に登場した美術館などに向かいます。バス乗り場は駅前の通りに本編と同じ配置の所にあります。本編と同じように、楓ちゃんとコーたんがバスに乗り込むところを撮りたいのですが、いかんせんバスが1時間に1本しかないのでちょっと無理な相談でした。ただ、広島からの特急便が来たので、観光バスタイプですが同じアングルで撮れたのでした。
バスは呉市内を通り、安芸灘大橋を通って下蒲刈島に渡ります。で、広駅から約25分で目的地の三之瀬に到着です。バスを降り、楓ちゃん達と同じように「着いた〜!」とバンザイし、蘭島閣美術館に向かいます。美術館前の水路を撮りますが、中はスルーします。この辺りは古くから外交の要所として栄えていたようで、立派な建物が多くあります。「たまゆら」からはちょいと外れますが、こちらも併せて観光したのでした。

  

この下蒲刈島パートのキモは、第2話に出てくる白雪楼です。中に入り、受付では開口一番「アニメの方ですか?」と聞かれてしまいました(笑)。曰く、あちこちからたまゆらファンが訪ねて来ているとのこと。抹茶を頂きつつ白雪廊の沿革を聞き、どんでん返しのある壁に驚いてしまいました。そのあとは2階に上がり、書斎からの眺めを満喫します。受付氏曰く、「アニメの方は結構長くいらっしゃる」との言葉通り、「駅長さん」も長居して写真を撮りまくったのでした。白雪楼を出たら、更に階段を登って一望できる場所に行きます。…って、白雪楼の受付氏に教えてもらったんですけどね。最後に蒲刈大橋を見上げるポイントを訪ね、土産物屋さんでミカンと干した貝柱を買い求め、下蒲刈島を後にしたのでした。