キハ181系「おわら」、特急街道を往く

さて、大阪駅に到着し、「おわら」が発車するのが11番線であるのを確認し、10番線ホームに移動します。ここで、入線から編成全体の写真を撮るべく構えます。発車のおよそ10分前に神戸側から入線してきましたが、予想よりも手前で停車してしまい、京都側で待ちかまえていた写真屋さんたち*1は大慌てで移動します。その後11番線に戻って再び前面の写真を撮ったり、乗車位置案内を撮ったりしつつ発車を待ちます。残念なのは横サボで、「臨時」としか表示されていません。ここまで数年走ってきたのだし、「おわら 越中八尾」のコマが有っても良さそうですけどね。


みなさんの待ちかねの「おわら」が入線してきました!

ホロ:「普段表示されない駅名が表示されると、なんかワクワクしてくるのぉ」

ホロ:「この前は“はまかぜ”で乗ったが、今日は特急街道を威風堂々と進むぞ」

ホロ:「もちろん、列車に乗ったら酒を飲むのが定石じゃよ」
駅長さん:「途中で買い足すことができないから、あんまり速いペースで呑んじゃだめだよ」

乗り込む前に弁当と燃料を買い込み、あてがわれた席に座ります。車内は団体8割に一般2割といった案配でしょうか。その一般も、いかにも鉄分高い人というよりも、おわら風の盆を見に行く人が多いようです。列車は新大阪・京都と止まって団体客を中心に乗せていき、ほぼ満席の状態になりました。
京都を出ると、次は終点の越中八尾になります。さすがに乗務員の交代があるのでノンストップというわけには行きませんが、ドアが開かないので乗降はもちろん、買い出しをしに行くこともできません。「おわら」は湖西線に入り、琵琶湖を横目に快調に飛ばしていきます。山が深くなったところで北陸本線に合流し、419系が見えたところで敦賀に到着です。ここで一旦停車し、改めて発車します。北陸トンネルを抜ければそろそろ黄金色に輝く田んぼが見え始め、黄金色と遠く野山の緑と青い空と白い雲のコントラストが、まだ暑いとは言え秋の気配が近づいていることを知らせます。
福井は余裕で通過し、「Angel Beats!」の郷・金沢では一旦停車しましたが、金沢〜富山間では特急が何本か走っているので待避する必要があります。「駅長さん」的には津幡か石動辺りかな?と思いましたが、その先の福岡で「はくたか21号」と「サンダーバード23号」に抜かされたのでした。では、続きは後ほど。


ホロ:「遠くに見えるのは海かや?」
駅長さん:「あれは日本最大の湖、琵琶湖だ。こうやって見ると海のようだ」

ホロ:「あれは3月に乗った“能登”じゃないか?」
駅長さん:「そうだね。まだ廃車されずに残っているようだけど、もう走りだす気配はなさそうだ」

駅長さん:「ようやく富山に着いたぞ。419系を見ると、北陸に来たな〜と実感するよ」

*1:「駅長さん」含む