大垣きにました

さて、「ながら」ちゃんは思いの外すいている状態で横浜を発車しましたが、次の小田原で満員御礼になり、そのまま東海道本線を下ります。「駅長さん」は昨日泊まり仕事の明けということもあり、燃料補給をすると同時に睡魔に襲われました。何とか改札まで持ちこたえると、すぐにお休みモードです。そのまま豊橋辺りの運転停車まで爆睡し、まだ寝足りないな〜と思いつつ終点の大垣に到着です。
ここでは18期間恒例の大垣ダービーが開催されますが、今日の「駅長さん」は西へ進まないので、ダービーを高みの見物できます。神戸側で「ながら」と姫路行きのツーショットを撮ると、18族で混み合う姫路行きが発車します。


ホロ:「いつもなら忙しい乗り換えなのに、今日は高みの見物とするかのぅ」

「駅長さん」は美濃赤坂支線に乗るべく列車を待ちますが、始発の美濃赤坂行きまで約35分ほどあります。写真を撮りつつ時間を潰し、名古屋から来た美濃赤坂行きに乗ります。先行の大阪行き普通列車を追いかけるように発車し、途中までは東海道本線を、信号場から分岐して美濃赤坂支線に入ります。入ってすぐに荒井駅、続いて終点の美濃赤坂に到着し、正味10分に満たない旅です。美濃赤坂は支線の終着駅ですが、結構広い構内を有しています。木造の駅舎を出ると右側に線路が延びていて、どうやら近くの工場へ向かっているようです。今日は『プラ「ネタ」リウム』の15時〜の部に間に合えばいいので、時間に余裕があります。線路沿いに歩いていくと、途中に「赤坂本町駅跡」の碑があり、さらに歩くと石灰石の工場にたどり着きました。敷地外から見ると、小さな構内用ディーゼル機関車石灰石輸送用のトラを従えて発車待ちをしているようです。


ホロ:「ここが美濃赤坂駅かや?東海道本線の駅の割には意外と質素じゃの?」
 
ホロ:「JRの線路はここで終わりだが、この先にも線路が伸びておる」
駅長さん:「これは西濃鉄道市橋線といって、今は貨物線でしたかないけど、昔は旅客営業もしていたようだ」
ホロ:「だから、ここに駅があったことを示す碑が建っておるのじゃな。線路の行きつく先は、どうやら工場のようじゃ」
駅長さん:「1日2・3本くらい貨物列車が走っているようだ」

ホロ:「『駅長さん』よ、この店は線路を渡らなければ入ることすらままならぬぞ」

ホロ:「赤坂の町は、中山道の宿場町として栄えていたようじゃ」

しばらく待てば動きそうな感じですが、待機している姿を撮ったら再び駅に戻ります。今度は線路から離れたルートを進みますが、美濃赤坂中山道の宿場町だっただけあって古い街並みが残されています。駅に戻り、列車を待ちますが、折り返しが3分しかないので乗務員氏も忙しそうです。朝のラッシュ帯とはいえ、2両編成で事足りるほどの乗車率で大垣に戻ってきたのでした。