下関・門司で民族大移動

さて、徳山を出たあたりで空が白み始めましたが、今日は生憎の雨模様です。防府のあたりでも周防灘が望めますが、この天気なので雨煙に霞んでいます。
で、徳山から車内販売が乗務するということで、モーニングコーヒーでもと思いやってくるのを待つことに。ところが、いつまで経ってもやってきません。防府新山口宇部と過ぎ、徳山から1時間以上経ってようやくやってきました。早速コーヒーを求め、車窓の共にします。過去幾度と無くブルトレで通過したこの区間ですが、これが最後なのかなと思うとちょっぴりおセンチな気分になります。
東京から約14時間半、JR分け目の下関に到着です。ここからは交流電化区間なので、機関車の付け換えが必要となります。その停車時間は5分と限られているので、早めの移動がモノを言います。到着と同時に先頭へ行き、東京から引っ張ってきたEF66の48号機から、「はやぶさ」の熊本まで引っ張っていくEF81の411号機にバトンタッチです。…って、先頭に「はやぶさ」のヘッドマークが付いてないんですけど。まだ併結しているから門司で付けるのかしら?と思いつつ発車し、関門トンネルを抜ければいよいよ九州上陸です。

 
左:エースオブエースのEF66とは下関でお別れです。
右:EF81のワンポイントリリーフの後は、山型のヘッドマークも凛々しい九州のストライカーED76が引っ張ります。

九州最初の停車駅である門司で、「富士・はやぶさ」のランデブーも終わりです。「はやぶさ」側の先頭は機関車がホームからはみ出て止まっているので、写真を撮るのもママなりません。切り離しの最中に改札口そばの売店で駅弁を買い、「富士」を引っ張る機関車を待ち受けます。機関車はED76の94号機で、先頭には「富士」の山型ヘッドマークがデンと掛けられています。やっぱり「富士」にはこのヘッドマークが似合います。
というわけで、6両編成と身軽になったところで、日豊本線をラストスパートとしましょう!