世界遺産の息吹を感じるですよ、にぱー

自重すべき土産物屋を見た後も、まだまだ街中散歩です。さしあたり公開されている茅葺き屋根の家を一通り見学することに。
和田家から始まり、神田家→長瀬家と見学です。いずれも重厚な茅葺き屋根で、古くから伝わる農具や養蚕器具が展示されています。どの家にも囲炉裏があり、ちゃんと火が点っています。この煙が、茅葺き屋根を守る防腐剤の役割を果たしているそうで、囲炉裏には火が点っていますが暑さを感じることなく、快適な室内です。


園崎さん家こと和田家住宅をお決まりの撮影スポットから。村の中は黄金色の田んぼを始め、ススキやコスモスなど秋色模様です。

街の中は連休中ということもあり、結構な人出です。しかもメインストリートにも結構マイカーが入ってくるので、ちょっとばかし危険かも。基本的には国道沿いの駐車場に止めるのがデフォなんですけどね〜。
茅葺き屋根の家をそれぞれ見学した後は、古手神社白川八幡神社の隣にある「どぶろく祭りの館」へ。白川郷では秋にどぶろく祭りが行われるそうです。秋の収穫を祝うこの祭り、街中が1年かけて総出で取り組むそうです。一通り見学が終わると、御神酒としてどぶろくが振る舞われます。受付のお嬢さん曰く、「何も手を加えないから毎年味が変わる」そうです。今の分はフルーティーな感じだそうで、確かにこれなら何杯でもいけそうな飲み口でした。お嬢さんからはおかわりを進められましたが、酔っぱらってしまうのもアレなんで自重させていただきました。
続いては、歩き回った疲れと汗を流すべく、白川郷の湯へ。温泉にノンビリ浸かり、身も心もリフレッシュできました。その後お昼を食べると、バスの時間となりました。大急ぎでバス乗り場へ行くと、高山行きのバスが到着し改札を行っているところです。直に発車時刻となりました。7割程度の乗客を乗せ、前原屋敷の近くにある白川郷ICから東海北陸道に入ります。
東海北陸道白川郷〜飛騨清見間は、先日開業したばかりの区間です。この道路のおかげで高山行きのバスは増発となりましたが、従来の国道経由の便が無くなったので、雛見沢分校へ行くバスが無くなってしまったのは残念です。東海北陸道に入ると、直ぐにトンネルとなります。およそ11kmある飛騨トンネルです。さすがに長いので、自然とウトウトしてきます。気が付くとトンネルを抜け、飛騨清見ICです。すると、今度は無料の中部縦貫道に入り、再びトンネルと下り坂が続きます。高山ICを出ると、終点高山バスセンターも直ぐそこです。連休最終日ということで、駅には特急・ひだを待つ乗客が列を成しています。