2022列車、253分延!?

昨夜は象潟での長時間停車を実況し、しかも鶴岡辺りまでその顛末を追いかけたのちにウトウトしていましたが、ハッと目が覚めるとまた列車が動いていない気配が…。あわせてガツンと言う衝撃があり、カーテンを開けてみると「ホテルメッツ駐車場」の看板が。
ってことは、まだ長岡かい!?
ちなみに起きたのは6時ちょっと前で、定時なら熊谷を通過したあたりでですが、この段階でまだ上越国境を超えていません(笑)。その後もしばらく動く気配がないまま時間が経ち、所定なら大宮到着目前という頃におはよう放送が入りました。それによれば、「羽越線内での信号トラブル・雪の影響で大幅な遅れが出ている」、「上野の到着時刻は未定」、「越後湯沢に停車して新幹線への振り替え乗車が出来る」とのことです。「駅長さん」自身、ここまで列車が遅延した経験がなく、このまま「あけぼの」に乗って行けるのか、全員新幹線に乗り換えなければならないのかよく分かりませんでした。その後の放送では、「越後湯沢では新幹線に乗り換える乗客が降りたら列車は発車する」、「(所定停車駅の)高崎・大宮・上野のは何時に着くかは未定」という案内があり、「買い出しするヒマも無いし、いつ着くかわかんないけど、乗っていたければどうぞ」という感じでそのまま乗って行けるようです。
で、準備が整ったのか、「あけぼの」は長岡を発車しました。

所定なら深夜帯に通過する区間ですが、今日に限っては明るい時間、しかも通勤時間帯に通過します。さすがに新潟・中越地方、雪の量が半端ありません
 
「あけぼの」は雪をものともせずに走り、越後湯沢に到着です。ここで新幹線への振り替え乗車となるので、大半の乗客が降りる支度をします。ただ、降りる乗客が列をなしていますが、ドアが開く気配が一向にありません。一応、「打ち合わせが終わり次第、ドアを開ける」とのことで、到着から10分ほど経ってドアが開き、多くの乗客が新幹線ホームに向かったのでした。かく言う「駅長さん」は、このまま「あけぼの」に乗っていくので、ある意味ノンビリモードです。しかし、越後湯沢の発車時刻が未定なので、大急ぎで機関車側へ行き写真を撮りに行くことに。ただ、普段2〜4両の普通列車しか来ないホームに都合10両の列車が止まったので、停車したホームからは先頭部分が撮れませんでしたorz。反対側のホームに行けば撮れそうでしたが、「停車時間は未定、発車するときは案内しないかも」なんて言うので、そんな余裕はありませんでした。しかも、とりあえず橋上コンコースに上がってみましたが、昼間ならお土産屋台で賑わうコンコースも早朝帯だけあってもぬけの殻で、食事をどうしようというレベルではありませんでした。
で、とりあえず「あけぼの号、間もなく発車で〜す」と一応案内があり、240分遅れで発車です。
 
個室なので進行左側の景色しか見れませんが、雪深い上越国境を越え水上でいったん停車し、関東平野に向かって駆け下りていけば、渋川辺りで雪がすっかりなくなりました。同時に、この辺りから撮影スポットにはカメラを構えた人がちらほら。これだけ遅れて、しかもデータイムのいい時間に通過するとあれば、放っておくわけがありません。
高崎を250分遅れで発車し、大宮には246分遅れで到着しました。さあ、ラストスパートだと発車した瞬間、急停車してしまいました。聞こえてくる駅の放送だと、宇都宮線で緊急無線が発報されたとのことで、しばらく運転を見合わせるとのこと。弱り目に祟り目な感じですが、異常なしが確認できたので、255分遅れで大宮を発車したのでした。
 
結局、上野駅には253分遅れで到着しました。列車から降りた人を見ると、各車両ともそこそこ乗り通した人がいたようです。ま、「駅長さん」も含めて、「あけぼの」に乗るのが目的って人には、この遅れはむしろラッキーだったのでは?特にA個室に乗った人にとっては、ね?
「あけぼの」は遅れて到着して、早々に尾久の車庫に戻りたいところですが、前述の大宮付近でのトラブルの影響でダイヤが乱れていて、なかなか引き上げられません。ようやく準備が整ったのか、床下に雪をびっしりと付けたカニ24を先頭に、推進運転で尾久の車庫に向かっていったのでした。
というわけで、「駅長さん」の弾丸・葬式鉄ツアーが終わったのでした。これから「あけぼの」の葬式鉄をする方も多いかと思いますが、豪雪地帯を通過するので翌朝遅れても良いように軽食と飲み物は確保しておいた方がよろしいかと。