2021列車、青森到着!

というわけで、上越国境を越える前にお休みモードに入り、長岡での機関車交換も夢の中にいて、なんとなく目が覚めたのが羽後本荘に着いた辺りでした。それから程なくしておはよう放送が入ります。放送によれば定刻通りに運行中とのことで、「駅長さん」の引きの強さを感じます。
「あけぼの」は秋田駅に定時に到着し、ここで4分停車するので、いったんホームに降りることに。そうしないと、この先青森まで停車時間が短い割に車内販売がないので、食事はおろか飲み物すら無い状態でこの先進むことになってしまいます。4号車付近には駅弁の立ち売りもあって、多くの人がお弁当を買い求めていました。今日あたりはまだ乗客も少なめですが、これから葬式鉄のみなさんが跋扈し始めると*1買い求めるのは難しくなりそうな感じですが、以前の「日本海」が廃止される時は秋田〜青森間で車内販売が臨時に乗務したので*2、2月以降はさほどの心配もいらないかも?
秋田を発車すると外も明るくなりますが、思ったほど雪は多くなくうっすらと積もっているような感じです。車内はほとんどが青森まで乗り通すのかと思いきや、意外と途中駅で降りて行く人もちらほら。ま、鉄道ファンではない、一般の利用者ということなんですが、やっぱり羽越本線奥羽本線から東京上野へ直通する列車があるというのは、地元にとっても光栄だし、それが地域の安心になっているんでしょうね。また、羽後本荘からは3・4号車が立席特急券で乗車(ヒルネ)できるようになっていますが、今日は3号車が埋まっているということで4号車に乗ってくださいというアナウンスが。その4号車もけっこう乗ってきているらしく、途中から「座席を3人掛けでお願いします」という放送が入りました。「あけぼの」が東京と秋田・青森地方を結ぶ列車であると同時に、秋田・青森エリアのローカル輸送も担っていることが見て取れます。「あけぼの」廃止後は「つがる」がその任に就くようですが、言葉は悪いですが「ついで」で両方の使命が果たせる列車が無くなるのは残念なことです。
 
で、途中鯉川で上り列車の交換待ちで4分ほど遅れ、青森へも4分ほど遅れて到着しました。「駅長さん」は大急ぎで機関車側に向かい、なんとか切り離される直前に間に合ったのでした。

「♪上野発の夜行列車 降りた時から 青森駅は雪の中〜」なんて歌もありますが、「あけぼの」が廃止されてしまうとその風情も無くなってしまいますね。ますます青森駅のホーム突端側が寂しくなります。

反対側(今まで最後部だった車両)にはDE10が連結されて、青森車両センターへ引き上げる準備が行われています。

隣にはスーパー白鳥の789系と並びます。この橋上通路からバックにベイブリッジを入れて撮ると、青森に来たな〜と実感できますね。
(というわけで、昼の部に続く)

*1:「駅長さん」のことはとりあえず横に置いておく

*2:春はやっぱり葬式鉄ツアー 3日目 - いとしげの「あ・げ・れ・ば」な独り言