2022列車、青森発車!

さて、朝「あけぼの」で青森に到着したのち、浅虫温泉でマグロ丼を食べたり、青森で八甲田丸を見学したり、新青森でお風呂に入ったりしつつ、夕方までまったりと過ごしました。新青森でお風呂に入っている間に雪が強くなってきたのを不安に思いつつ、青森駅に戻ります。

今回は葬式鉄の弾丸ツアーということで、上り「あけぼの」に乗って帰ります。エキナカ売店で駅弁と燃料を買い込み、「あけぼの」の待つホームへ向かいます。
 
青森駅といえば、やっぱりベイブリッジを絡めた写真ですね。
 
前述の通り、夕方から雪が強くなり、ソロの2階部分の窓には雪がびっしりとついています。ホーム上も、朝の場面では雪が積もってなかったのに、この時間にはかなり白くなっていました。

行きは開放B寝台でしたが、帰りは運よくソロが取れたので、個室でのんびりと。結果としては、これで良かったんですよね〜。ただ、「あけぼの」のソロは狭いことで有名なので、着替えをするのも一苦労です。
で、定刻の18時23分から4分ほど遅れて、2022列車「あけぼの」号は772.8km先の上野に向けて12時間35分の旅が始まります。とはいえ、いったん発車すると個室に居ることもあって停車駅ごとの乗降も確認できません。燃料を入れながら駅弁を食べつつ車窓に目をやっても、時折吹雪いたかと思えば雲の隙間から月が見えたりと目まぐるしく天気が変わっています。しばらく走って、青森と秋田の県境付近で平行する道路にある表示板を見ると、気温が−5℃を指しています。車内は温かいのですが、そこは東北地方、外は極寒のようです。
 
行きはちょっと自重しましたが、帰りは個室なのでけっこう自重しないベッドメイキングをしたりして(笑)。
そうこうしているうちに山間部を抜けて八郎潟まで来ましたが、この辺りから急に吹雪き始めてきました。けっこう大雪になっている秋田を発車するとおやすみ放送が流れ、明日朝の大宮到着前まで放送がないことがアナウンスされました。ところが、ここからが今回のツアーのハイライトで、秋田を発車してちょっと走ったところで謎の急停車をしてしまいました。そこからしばらく動いたり止まったりをしましたが、放送がないので状況がつかめません。さすがに「駅長さん」も4号車に移動して外を見ると、下浜駅を通過するところでした。下浜からは通常の速度に戻り、30分遅れで羽後本荘に到着したところで「駅長さん」も床につくことに。
…それから、約2時間後、なんとなく目が覚めると列車が動いている気配がありません。カーテンを開けて外を見ると…、
象潟でしたorz
で、iPod touchから情報を見ようにもPORTUSの3Gが圏外でネットに繋ぐことができません。分かることといえば、隣の番線に酒田行きの701系が停車中なのと、外は暴風雪ということくらいです。あとでわかった話ですが、どうやら信号トラブルがあった模様で…。放送では「雪の影響」ともアナウンスしていました。
どうなるのかな〜なんて思いつつ1時間が経過したところで、ようやく動き出しました。そこで「駅長さん」も再びウトウトし、次に気付いたのが余目を発車するところでした。時刻表を見ると、3時間半ほど遅れているようです。続いて鶴岡に止まりますが、カーテンを開けてホームを見ると、「あけぼの」の到着に合わせてホームをかけて行く乗客の姿が…。後ろの方へ向かったんでゴロンとシートかと思われますが、所定の時刻から3時間半も遅れた27時(=午前3時)まで待っていたと思うと、御苦労さまの一言に尽きます。
というわけで、ここらへんで「駅長さん」も力尽き、完全にお休みモードに入ったのでした。ま、次に目が覚めるのは3時間後だったりするんですが、その段階でまだ道半ばといった感じなんですよね。