名前も奇抜、やることも奇抜?

※この日の「独り言」は4月1日にアップしました。ツイログは「いとしげ駅長@いつでもどこでも少数派(@agereba98)/2013年03月20日 - Twilog」からどうぞ
さて春分の日、「駅長さん」は朝も早くからお出かけです。朝早い横浜線に乗り、八王子から東京5方面で唯一鋼製車が残る中央本線に乗り換えます。八王子から松本まで延々と各駅に止まっていく429Mに乗るわけですが、18期間中の祝日とはいえ、週の真ん中にポツンとあるせいか乗る人は多くなく、1ボックスに1組またはピンの人がはす向かいで座るといった塩梅*1で発車しました。高尾を出て雰囲気が一気に変わり、渋いモーター音とともに山を登っていきます。大月で富士急ハイランドへ行くと思しき学生が降り、笹子でヤマノススメ的な感じの人が降り、勝沼ぶどう郷では眼下に広がる甲府盆地のパノラマを楽しんだのでした。東京都心では桜が程よく咲いていたことですが、こっちの方は桜の気配はなく、ちょうど梅が見ごろを迎えている頃合いでした。甲府で結構降りるかなと思いきやさほど降りず、車掌氏が交代したところで改めて松本へ向けて発車します。この辺りまでは八王子を429Mの1時間後に出るスーパーあずさ1号より早く到着しますが、さすがに追いつかれて、日野春で道を譲ります。8分ほど停車があり、ホームからは頂に雪をかぶった南アルプスの山々が見え、遠くまで来たことを実感します。小淵沢山梨県に別れを告げ、山を下ったところで上諏訪に到着すると、松本へ向かうと思しき人たちが多く乗車してきました。上諏訪の時点で9時32分、松本到着が10時17分となれば、お出かけするには最適な時間帯です。ここからは徐々に乗客が増えて行き、終点の松本に着くころには座席がほぼ埋まった状態になったのでした。さすがに八王子から乗りとおした人が少なかったようで(笑)。
といったところで、序盤戦はココまで。続きはまた後日にでも。以下、4月5日に追記しました)
「まつもとぉ〜、まつもとぉ〜」という独特な到着メッセージを聞き、いったん改札を出てアルピコ電車の切符を買い求めます。アルピコ電車の乗り場に向かうと、あずさ3号が南小谷にむけて発車するところで、そのあとに切り離した付属2両が車庫に引き上げて行きました。その直後くらいに、お目当てのアルピコ電車が到着です。初めてのアルピコ電車に乗って向かったのは車庫のある新村駅で、この日は「上高地線ふるさと鉄道祭り」が開催されています。そのローカル線のイベントに来た理由ですが、上高地線のイメージキャラクター渕東なぎささんが大々的にフィーチャーされているという話を聞いて馳せ参じた次第です。
車庫構内はこじんまりとしていて、主力の3000系と青ガエルの5000系が並び、奥にはレトロな感じの凸形機関車・ED301が展示されています。このうち3000系の車内が長野県内各社の物販コーナーになっていて、1両目に長野電鉄しなの鉄道、2両目に上田電鉄アルピコ交通が出店しています。2両目がいわゆる萌え系に特化していて、上田電鉄の活性化キャラの北条まどかさんとアルピコ交通の駅員である渕東なぎささんが仲良くアピールしています。今回、渕東なぎささんグッズが多く新発売されるということで、テーブル狭しと展示されていました。「駅長さん」もいくつか買い求めたのは言うまでもありません。今日のイベントに合わせたのか、渕東なぎささんのラッピング電車も走り始めるということで、行き来する電車を何回か撮り、時間になったところで松本駅へ戻ります。
松本からは442Mに乗って中央東線を上っていきますが、途中の小淵沢でいったん降ります。ここで30分の待ち合わせで「ホリデー快速ビューやまなし号」に乗り換えられるので、せっかくの215系2階席からの眺望を楽しもうという算段です。松本から442Mに乗って新宿を目指すと、結局ホリデー快速に乗り継ぐことになるせいか*2、多くの乗客が待ち構えています。ま、「駅長さん」は指定席券をもっているので、その辺りは心配ご無用ですが…。待合室の売店でワインとチーズと晩飯の「高原野菜とカツの弁当」を買い込み、ホリデー快速に乗り込みます。小淵沢時点では空いていましたが、甲府で半近くの席が埋まり、その後も徐々に席が埋まり、大月ではホロ酔い加減のゴルファーも乗ってきて、満員御礼状態になりました。相模湖から一気に坂を下って、高尾を過ぎて八王子まで来ると、いつもの都会の風景が広がります。国分寺を過ぎると高架橋を走って行きますが、2階席からだとその眺めはE233系から見るよりもさらに違って見えますね。で、18時55分に新宿に到着し、湘南新宿ラインで横浜に帰ったのでした。

*1:車端がロングシートの1000番台なので、相席を避ける短距離客はロングシート側へ着席

*2:442M→560Mの乗り継ぎだと新宿着が40分ほど遅くなる