安全とコストのバランスとは…?

というわけで、黄金週間も折り返し地点を過ぎました。今年は昨年のような自粛ムードも落ち着いて、黄金週間を満喫している人も多いのでは?そんな折ですが、スタートからバスにまつわる事故が多く発生しています。29日の関越道や香川県での衝突事故、1日も宇都宮で追突事故がありました。
29日の事故はいずれも貸切専業の会社のようで、特に関越道の方はツアーバスという形態が問題視されています。確かに旅行を企画する側とすれば、最も安い価格でバスを運行してくれる会社が良いわけで、ましてや過当競争といわれる貸切バスの業界では結構なダンピングもあったのかもしれませんね。ま、そこにホイホイ釣られてしまう利用者サイドにも問題ありといえばアリな訳ですよ。過当な競争はやがて淘汰につながり、そのあとには独占が残るというのは社会の時間に習ったような気がしますが、なんでも低コスト一辺倒になってしまうとあとでしっぺ返しを喰らうぞ、という一例だったのかもしれません。