日本でいちばん、可愛い電車

(このエントリーは3月8日にアップしました)
さて、「葬式鉄ツアー」の2日目です。今日のメインは日本海縦貫線を駆けるクイーン・「日本海」のお別れ乗車ですが、大阪発は17時47分なので時間に余裕があります。というわけで、明るい時間はもう一つのネタを拾いにいきます。
で、豊橋6時37分発の特別快速に乗って、東海道本線を一路西へ向かいます。まだ朝ラッシュには早いような時間ですが、6両編成というコトもあってかなり混み合っています。名古屋で入れ替わりがあったものの混雑は変わらず、終点の大垣に到着です。ここではJRの陰謀なのか、平日ダイヤだと階段の上り下りが必要な乗り換えがあります。待っている列車は豊橋から来ているので、到底座ることは叶いません。ま、大垣ダービーに勝ってしまうと次の米原ダービーで出遅れて、米原〜大阪間の約1時間半が苦行になりかねないので、大垣〜米原間は敢えて立って行った方がよさ気かと。
で、米原に到着し、お隣りの新快速に乗り換えです。こちらも結構席が埋まっていましたが、大垣で負けておいたおかげで先行し逃げ切るコトができました。通い慣れた(?)JR琵琶湖線京都線を通り、写真屋さんが増えはじめたトコロで大阪に到着です。「駅長さん」が乗ってきた新快速の10分くらい後に上り「日本海」が上って来るそうですが、その時間を惜しんで環状線内回りホームに向かいます。
紀州路快速に乗って約1時間半、豊橋からスタートして5時間半で和歌山に到着です。着いたのがお昼だったので先に腹ごしらえをし、本題に入ります。わかやま電鐵のホームに向かい、一日乗車券を買い求めます。察しの良い方ならお気づきの、全国鉄道むすめ巡りのスタンプを押しに行こうという算段です。スタンプは伊太祈曽駅にあるのでまずはそこに向かい、スタンプをゲットします。ちなみにフィギュアの方は先達の友人経由でゲット出来ているので、ここでは買いませんが、それでもまだ売り切れていないようです。
で、スタンプを押したら、夏に出す本の取材をします。一応、このスタンプラリーのまとめ本を夏に出そうかと計画してますが、以前と同じく、ご当地の鉄道むすめに自分の会社のアピールをしてもらう設定で創る予定です。わかやま電鐵パートでは「たま駅長」とカラフルな電車たちをテーマに据え、貴志駅に向かいます。貴志駅といえば、言わずと知れた「たま駅長」が勤めている駅として有名です。駅舎も随所に「たま駅長」が散りばめられ、可愛らしいデザインです。で、肝心のたま駅長は駅長室でノンビリお昼寝中でしたが、それでも訪れたお客さんの心を和ませるだけのパワーを持っています。駅には売店とカフェが併設され、どちらもたま駅長グッズで一杯です。あと、貴志川はイチゴの産地というコトで、カフェでイチゴのアイスを頂いたのでした。
たま駅長とイチゴのアイスでマッタリしたら、和歌山に戻りますが、やって来たのは「いちご電車」です。わかやま電鐵には3つのテーマを持った電車がいますが、これがその一つです。他にも「おもちゃ電車」と「たま電車」がいますが、「駅長さん」が訪れた時間ではタイミングが合わず、乗ることが出来ませんでした。これはKTRのスタンプを押しに行くときに再訪すべきかな?かな?いちご電車」は車体はもちろん、車内にもイチゴが散りばめられ、こちらも可愛らしいデザインです。事実、大昔に「駅長さん」が乗った時はまだ南海貴志線で、何の変哲も無いローカル線だったと思います。それが両備グループになり、思い切った可愛い路線に進んだ結果、全国から集客に成功したのですから、ローカル線の活性化という面では成功例かも知れません。それぞれの電車のデザインも、可愛い一辺倒ではなく、両備グループのバスで見られるような文字デザインもあって、実用的な部分も考慮されています。
帰りは交通センターから遠足帰りの幼稚園児を乗せ、賑やかに和歌山駅に到着したのでした。お次は葬式鉄パートの本題に向けて大阪に移動します。せっかく阪和線で移動するのに、紀州路快速で一気に通過しないで途中から103系に乗り換えたいトコロですが、残念ながら時間に余裕が無いので大阪まで直行です。