午後は○○、青ガエル!?

 
ホロ:「ようやく熊本に着いたのぅ。さっそくじゃが、わっちは腹が減ったぞ」
駅長さん:「それなら、駅の近くに有名な熊本ラーメンの店があるからそこに行ってみよう!」
ホロ:「ここがそうかや?なにやらいい匂いがしてくるのぅ。早く入ろうぞ」

さて、熊本駅に到着したところで、お昼ご飯の時間です。お昼はもちろん熊本ラーメンと言うことで、駅の近くある黒亭で頂くことに。大盛りもやしラーメンを平らげ、午後の部に入ります。午後の部は熊本市内をうろつくことにし、まずは市電に乗って一日乗車券を買い、辛島町経由で上熊本駅へ向かいます。ここで、日本に残る唯一の青ガエルこと、熊本電鉄の5000型に乗ります。改造した側はのっぺりした顔つきですが、その反対側はしっかり2枚窓の湘南顔という原形を保っています。程なく発車時刻を迎え、北熊本へ向けて発車します。熊本電鉄の青ガエルは1年半前にも乗りましたが、つり革のゆれ具合や沿線の鐘の音のする踏切など、およそ近くに新幹線が走り始めるような雰囲気がありません。北熊本駅に到着し、写真を撮っているうちに藤崎宮前へ行く電車が発車してしまったので、いったん改札を出てスタンプを押し、バスで市街地へ戻ります。


ホロ:「ふーっ。なんともおいしいラーメンじゃった。では、これから本題の熊本観光じゃな」
 
ホロ:「市電を乗り継いで上熊本駅に着いたぞ。この駅は、結構古めかしい造りじゃな」
駅長さん:「うん。元々はJRの駅舎だったんだけど新幹線の関係で取り壊されることになって、その時に有志が移築に向けてり組んだ結果、市電の駅に移築したという話だ。なんでも、夏目漱石が降り立った駅として有名だそうだ」
ホロ:「かたや、熊本電鉄の駅は簡素な造りじゃ。ちょうど電車が来ているようじゃの」
 
ホロ:「反対側はのっぺりしておるが、こちら側は愛嬌のある顔をしておるのぉ」
駅長さん:「この電車は元々東急の5000系と言って、東横線を走っていたんだ。今はここ熊本でしか走っている姿を見れないよ。北熊本に着くと、元都営三田線の5000にも会うことができるんだ」

宿にチェックインし、明るいうちに熊本城の見学に行くことに。せっかく来たし、一日乗車券の特典もあるので見に行こうということです。改修を終えたばかりらしく、五階櫓や宇土櫓、本丸御殿がほぼそのまま復元されていました。本丸御殿はさすがにお殿様の居所だけあって、豪華絢爛そのものです。お殿様の謁見の間では内装に金箔があしらわれ、とあるバカ殿様の謁見の間とは天と地の差があります。なんだかんだでラストまで見学し、熊本城をあとにしたのでした。
で、その足で下通のメロンちゃん家に行ってメロン狩りをしましたが、この段階で結構冷えてきました。予報では明日も寒くなりそうだとのことで、近くのダイエーでセーターを買ってきました。これで早めの寒波襲来にも耐えられそうです。

 
ホロ:「城はすぐそこに見えるんじゃが、石壁が行く手を阻んでおる」
駅長さん:「仕方ないよ。敵をかく乱させるためのものだからね」
ホロ:「でもこうやって見ると、この石壁はきれいな曲線を描いておる」

ホロ:「この通路は秘密の通路みたいじゃな」
 
ホロ:「本丸御殿の中は体操豪華な造りじゃのぉ」
駅長さん:「もちろん、お殿様をはじめ城の要人・客人が集うところだけに、随所に高級なものをちりばめているよ」
ホロ:「うわー、なんとも広い部屋なんじゃ!!」

ホロ:「天守閣前の広場には、“ひごまる君”というゆるキャラがおるぞ」

最後に冷えが解消されたところで、藤崎宮前に行って熊本電鉄藤崎宮前北熊本上熊本とたどり、青ガエルを堪能して今宵のお宿に戻ってきたのでした。