コッチの方が大雪だよ〜

小松で立ち食いそばの朝食をとり、引き続き北陸本線を西に進みます。次のランナーは413系でした。北陸エリアではつまらない車輌ですが、それでも国鉄クロスシートを備えていて、バネの効いた座り心地を楽しめます。座面の高さも419系よりも高く、足を投げ出すにはもってこいです。金沢辺りではそれほどでもなかった雪は、福井に近づくに連れて積もってくるようになりました。
福井に到着したらそのまま敦賀へ向かいますが、普通にJRで行くのもつまらないので、武生まで福井鉄道に乗り換えることに。福井鉄道の福井新〜福井駅前・田原町間は路面電車区間になっていて、福鉄の福井駅前も駅というより停留所の佇まいです。待つこと15分、武生新行きの電車が到着です。路面電車の停留所には似つかわない、どっしりとした電車がやってきました。早速乗り込むと、昭和35年製とプレートが出ています。電車は福井駅前を発車し、市役所前でスイッチバックして武生新へ向かいます。鉄道区間に入ると、交換駅に奇妙な屋根がかかっているのが見えます。これはポイントの部分に屋根をかけて雪を避けるもので、ほかの鉄道ではあまり見ることのない施設です。電車はガラガラのまま武生新に到着しましたが、ここでちょうど敦賀行きの列車が行ってしまったので、1時間近く待ち合わせが発生することに。なので、今度は歩いて西武生まで行き、福鉄の車庫をチラッと見学して再び武生に戻ったのでした。


福鉄の福井駅前にて。路面電車の停留所のような駅に、普通の電車がやってきます。ちなみにそのままではホームと電車の段差が激しいので、電車側に2段のステップがついています
 
左:福鉄名物、交換駅にあるスノーシェッド
右:武生新駅にて。ホームの松飾と、福鉄の新塗装車と旧塗装(復刻?)車の並びです

次のランナーである敦賀行きは419系でした。この直前に福井行きで521系を見かけ、ちょっと不安になりましたが、結果オーライでした。さすがに「北陸」での睡眠時間が短かったこともあり、敦賀直前の北陸トンネル内ではちょっとウトウトしてしまいました。この辺りになるとさらに雪の量が増してきて、敦賀に降り立つと温度計は0.2度を表示しています。いやはや、金沢よりも寒いような…。


北陸トンネルを抜け、敦賀駅の手前で交直セクションを通ります。このとき、室内灯が消えて予備灯だけが点灯します。…となると、夜に通過すると真っ暗になるんですかね?

で、この後はアーバンライナーでひとっ飛びする手はずでしたが、なにやらダイヤ混乱の予感が…。それはまた後のエントリーで。