超長距離のバス移動と、サイクリングで自然を満喫 14:30

というわけで、寄り道してもらったバスに乗って、豊富駅まで約2時間の道のりです。初山別を過ぎても、相変わらずの車窓です。途中、国道を離れて集落のある地域に寄り道しますが、当然人家もまばらで乗り降りはありません。約30分で次の街である遠別に到着し、ここで運転手が交代します。初山別を過ぎたあたりから海辺を離れ、左右とも牧場地帯が続き、牛が気持ちよさそうにお昼寝しています。左にいくつも連なる風車が見え、天塩を過ぎると、国道40号と合流し、幌延駅に到着です。ここからはラストスパートといえる区間で、人里はなれた道道を進み、日本最北端の豊富温泉を通れば、終点の豊富駅に到着です。


岬センターからは、あらかじめ寄り道してもらうように依頼したバスに乗って、豊富へ向かいます
 
左:天塩川を渡ると旧羽幌線に別れを告げ、豊富温泉への足に変わります
右:途中、北緯45度線を通過します。

豊富からはサロベツ原生花園に向かいますが、路線バスだと「萌えっ子フリーきっぷ」が使えるものの滞在時間が22分しか取れません。そこで、レンタサイクルがあったので自転車でチャレンジしてみることに。確認したところ30分くらいかかるとのことなので、バスよりも滞在時間が取れそうです。早速自転車を借りて進みます。ルートとしては平坦ですが、何気に向かい風が強くて漕ぐのに一苦労です。で、予定通り30分でサロベツ原野に到着です。時期的には目立った植物はありませんが、一面が笹に覆われている*1湿原は、北海道のスケールの大きさを感じます。これで遠くに利尻富士が見えれば最高なのですが、残念ながらそこだけ雲が被っていて見ることが出来ませんでした。
原生花園を見終わった後はレストハウスで軽くおやつを食べ、再び豊富駅に戻ります。帰りは追い風に乗れたのか、ペダルも軽やかに進めたのでした。


バスや車だと何気なく通過してしまう区間ですが、自転車だとこういう象徴的な風景も撮ることが出来ます
 
左:「サロベツ原生花園の入口はここね。環境省のビジターセンターもあって、ちょっとした自然学習が出来るわ」
右:「ホントならここから利尻富士が見えるはずなんだけど…。『駅長さん』の日ごろの行いが悪いのかしら?」

原生花園の原野に佇むバス停。ここには一日3本(来訪当時、冬季期間は一日2本に減少)のバスしか来ません。

*1:本来の姿ではないらしい