萌える天塩オロロンラインをひたすら北上 11:30

羽幌を出発し、最初の目的地は初山別です。出発して程なく街を抜け、車窓から人の気配がなくなります。車窓は左側が日本海、右側が牧場といった感じで、時折人家が見えてきたな〜といったところにバス停があります。人家といっても1・2軒しかない場合が多く、ある意味個人専用のバス停といった感じです。また、この留萌〜羽幌〜幌延を結ぶルートは元々国鉄羽幌線の代替バスとしてスタートした路線です。そうなれば廃線跡が見えるかな〜と期待しますが、羽幌と初山別の間に朽ち果てた橋梁があったくらいでした。もっとも、廃線になって25年近く経っているので、その面影を探すのも困難でしょうし、そもそも荒野と同化してしまっているのかも知れません。


バスは街を抜けると、このような平原を伸びる国道を延々と走っていきます

バスに乗って30分、初山別の中心街を通過する頃に、「岬センターへおいでの方は降車ボタンを押してください」という放送が。どうやら押さないと通過するようです。他の人が押してくれたのでそれに便乗し、国道からちょっと入った岬センターでバスを降ります。岬センターとは、道の駅「☆ロマン街道しょさんべつ」と宿泊&日帰り温泉が一緒になった施設で、その近くに初山別天文台があります。この初山別天文台が一つ目の目的地です。初山別村は「My Stars System」という、星の命名権で有名です。それだけ星空が見られるということで、天文台には巨大な望遠鏡が設置されています。ここは一つ、「宙のまにまに」の美星先輩のごとく星空ウォッチングとしゃれ込みたいところですが、さすがに朝早い時間なので無理な相談です。休館日の火曜日と水曜日以外は夜まで開館しているので、隣の岬センターに泊まれば「宙のまにまに」体験が出来そうです。


「このみさき台公園はキャンプも出来るようね。バイクでツーリングする人にはうってつけの場所かもね」

「せっかくだから、この天文台から星振る夜空を見てみたいわ。あと、『My Stars Sysytem』って、結構ロマンチックな話が多いわ」

「コレは、北の守り人『金毘羅灯台』ね。この付近は夏の濃霧や冬の吹雪で視界が悪くなるそうよ。だから、この灯台で船の安全を見守っているのね」

で、次の目的地に向かいますが、バスを降りるときは事前に知らせることで寄り道して貰いましたが、乗るときは岬センターのフロントに申告しないと寄って貰えないようです。