無事に見学

臨時快速「佐久間レールパーク号」は、途中駅で上り列車との交換を繰り返しながら進んでいきます。なのでことのほか時間がかかり、約2時間の道のりです。本長篠を出た辺りから山に分け入り、湯谷温泉からは渓谷の中を進みます。また、湯谷温泉中部天竜間で記念の乗車証が貰えるということで、指定席車両に人が集まってきます。たぶん全体的にガラガラだったので、自由席に一時避難していた人が多かったのでしょう。
で、中部天竜に到着すると、汽笛でお出迎えをしてくれます。乗ってきた「佐久間レールパーク号」を撮りつつ改札口へ向かい、切符売り場で記念台紙付きの入場券を買い求めます。それとは別に改札口脇にも列が延びていて、こっちはポイントカードの列とのこと。この先来れるかどうか分かりませんが、記念の意味も兼ねて貰っておきましょう。もし5ポイント貯められれば、新しく出来るJR東海博物館のペア入場券が貰えるかもしれません。
レールパークの中に入ると、こじんまりとした中にぎっしりと車両が展示されています。週末しか開園せず、しかも雨ざらしという環境ですが、展示されている車両たちはどれもピカピカに保存されています。今回の閉園にあたり、月替わりで車内公開する車両を変えていて、今月はキハ181系が担当になっています。元は中央西線の「しなの」として走り、四国に渡っていたものをJR東海が引き取って展示しています。車内は四国にいたときの状態のままで、このまま営業運転に使っても良さそうなくらいです。強いて言えば、座席をリクライニングシートではなく回転クロスシートに戻してくれれば最強なんですけどね…。他にも色々な車両が展示されていますが、そのレポートはまた後ほど。
この後は飯田線を更に下って、あの駅へ向かいます!…って、倒木の影響で電車が遅れているみたいだけど、大丈夫かなぁ?


優希「豊橋から約2時間かかって中部天竜に着いたじょ〜。コレだけ長い時間電車に乗ったのは久しぶりだじぇ」
駅長さん「豊橋から見たら、まだまだ序の口ですよ。ここからみんなが住んでいる七久保まで、更に3時間ですからね」

 
優希「あ、新幹線だ!うーん、でも優希が知っている新幹線とはちょっと違うじょ?」
駅長さん「これは0系といって、山陽新幹線では去年の11月まで走っていたけど、東海道新幹線では2003年まで走っていたんだ。だから、優希ちゃんは知らなくても当然だね」
優希「そしたら、コッチの“しなの”って書いてある電車も古いの?」
駅長さん「…電車じゃないんだけどね(笑)。コッチの“しなの”は、“駅長さん”でも知らない時代のもので、かれこれ40年以上前の話になるかな?」

 
優希「なんか“祝”って書いてあるじぇ。おめでたいことでもあったの?」
駅長さん「平成5年に皇太子と雅子さんが結婚した時、雅子さんの苗字が“小和田”だったので、同じ名前の“小和田駅”が注目浴びたんだよ」
優希:「あ、優希たちが住んでいる七久保駅の看板があるじょ!」