久々のディーゼルカー

タクシーに乗って赤湯駅に到着しました。見ると、山形鉄道の荒砥行きがちょうどあったので、せっかくなので初乗車へ。

始めはそんなに多くなかった乗客ですが、東京からのつばさ117号が到着するとちょっとした数のお客さんが乗り換えてきました。
赤湯を発車し2駅目の宮内では下校の高校生の一団が乗車し、車内は賑やかに。そういえば、そろそろ期末テストの時期ですな。今泉ではJR米坂線の坂町行きと接続をし、互いに乗り換えた高校生を乗せつつJR→山形鉄道の順に発車します。今泉を出るとしばらくの間米坂線と同じ線路を走ります。これは山形鉄道国鉄長井線だった頃の名残なのです。川を渡ったところで米坂線と別れ、フラワー長井線の愛称どおり花に彩られた沿線を進みます。
長井で高校生の大半を降ろして車内が身軽になり、赤湯から約1時間で終点の荒砥に到着です。荒砥駅の先には車庫があり、何両かがお昼寝しているのと同時に、奥には廃車同様になってしまった車両が侘びしく佇んでいるのでした。
「駅長さん」が乗ってきた列車は、直ぐに赤湯行きとして折り返していきました。さてどうしたものかと言ったところですが、山形行きのバスが走っているのを思い出し、乗り場を探すことに。とりあえず駅前にバス停はあるものの山形行きは乗り入れていないので、そのバス停にある荒砥車庫が怪しいと踏んで、街中をブラリ。なんとか捜し当てると、次のバスまで1時間あります。本屋に立ち寄って、3大出版社のコミックスしか無いうえに、ライトノベルも置いてないということに驚きながら時間を潰したのでした。
やって来た山形行きのバスは、観光バスのお下がりを用いた豪華仕様です。ただ、普通に乗っている分には快適ですが、お年寄りが乗り降りするにはちょいと不便ですよね。バスは4人で荒砥車庫を発車し、途中で一人乗ってきた他は乗り降りもなく、快適な走りで山形駅に着いたのでした。