雪のない東北ツアー

という訳で、昨日・今日と仕事場の人たちと旅行に行っていました。今回は「駅長さん」が幹事なので、幹事の権限により宮城県は松島にお泊りです。なぜ松島かといえば、「仙石線103系が復活した」とのタレコミがあり、運がよければ見られるのでは?という思いからでした。
ま、結局見れなかったんですけどね…。こういうときの「駅長さん」の引きは強かったりしたもんですが、年が変わってその引きも衰えてしまったのかしら?
という訳で、2日目は仙石線を更に下り、石巻石巻線に乗換え、更に下って女川までいきました。なぜなら…、

があるからです。といっても、ただ単に保存されているディーゼルカーではありません。駅に隣接する温泉、「ゆぽっぽ」の休憩施設の一つです。この温泉はここ1・2年で出来たものらしいのですが、キハ40はいわゆる東北地域本社色といわれる白地の黄緑・緑のラインではなく、旧国鉄末期のいわゆるタラコ色をまとっています。やっぱキハ40といえば、このタラコ色が一番しっくり来ますね。
車内はお座敷になっていて、カラオケ設備まで付いているので、どこぞのお座敷列車っぽい雰囲気も醸しだされています。で、この車内から取り外したと思われる座席が館内のホールに設置されているという、すばらしいリサイクルっぷりも。
湯船はオーソドックスなものですが、駅に隣接する温泉ということで、浴室には信号機が備え付けられています。北上線ほっとゆだ駅にも同じようなものがあり、考え方はそれと同じです。これがあれば、2時間に1本しかない列車に乗り遅れる心配も軽減されますね。
 
帰りも同じように石巻線に乗って仙台に向かいます。ただ、仙石線経由で行こうかと思いましたが、どっちで行っても仙台到着時刻が変わらないので、だったら乗換え距離の少ない小牛田経由で仙台に向かうことに。あとは某巨大掲示板に、試運転があれば13時ごろに石巻での103系目撃談があったものの、その姿もなかったということもありますが。
データイム石巻線は、ご多聞に漏れずワンマン運転をしています。ということで、車内にはワンマン列車の乗り方指南のポスターが掲出されています。もうちょっとこう、アレだったら良かったんですけどね〜。また、2両固定の編成ではワンマン時の見通し確保のためか、中間連結部がまるで東京メトロ6000系のようになっています。また、国鉄タイプのシートで2人がけに改良されたボックスシートもあり、なかなか興味深いものでした*1
ま、そんなこんなで無事に帰ってこれたとさ。

*1:キハ100系列のようなバケットシートではない