あっという間に時が経ち…

気が付いたら、こんな時間になっていました。明日も早いんで、今日の模様は後でアップしようかと*1

(以下、8日の23時30分ごろ追記しました)
久慈駅に着いたら、代行バスなのはさんのツーショット撮影もそこそこに、三陸鉄道久慈駅に向かいます。今回のツアー1日目の本命は「久慈ありすのバースデーパティー列車」への乗車ですが、その前段で有志が特別列車を仕立てたとのことなので、知人経由で参加させていただきました。その名も「リースの休日列車」といい、大人向けゲームからアニメにもなった「夜明け前より瑠璃色な」に出てくるリースちゃんのぬいぐるみを連れて来てワイワイやろうという趣旨の列車です。そこにウチのなのはさんを連れてくるのは若干お門違いかなと思いましたが、主催者氏のご好意に甘えて参加した次第です。

  
代行バスやさんてつ駅構内にいる牛との記念撮影もそこそこにホームに向かいます

跨線橋から今日乗る団体列車をパチリ。こうやって見ると普通のお座敷車両のようですが…

さんてつのホームへあがると、「さんりくしおかぜ」というお座敷車両を増結した15時ちょうど発の陸中野田行き、2両編成の列車が待ち構えています。「さんりくしおさい」側が「リースの休日列車」で貸切られていて、車内にはリースちゃんがあたかもパーティーを開いているような感じで座っています。今回誘っていただいた知人にあいさつをし、車内に入り、入口近くになのはさんを座らせます。そうこうしているうちに発車時刻になり、列車は陸中野田に向かって発車します。後で知ったことですが、最近まで45km/hの徐行運転をしていたそうですが、それが緩和されたらしく意外と良いスピードで走っていきます。ただ、車両が古いこともあって揺れが大きく、簡易のいすに座らせているリースちゃんがひっくり返ることもしばしば…。それの応急処理をしているうちに、終点の陸中野田に到着です。列車はここで折り返すのですが、配線の都合でいったん久慈側に引き上げて上りホームに入換え作業をします。その間、「駅長さん」たちはホームで待っていて、列車の入換えが終わるとすかさず撮影会が始まります。折り返しは15分近くあり、ここではかなり自重しない撮影をしたのでした。陸中野田を発車したら、帰りは今回のパーティーで使ったケーキを参加者で食べたり、ワインを呑んだりしつつ、あっと言う間の1時間を過ごしたのでした。

 
車内はリースちゃんで埋め尽くされていて、人さまのいるスペースなんてありません。いやむしろ、リースちゃんが主役ですから!

陸中野田駅で記念撮影。やっぱり、なのはさんと被写体は離して撮った方が写真の見栄えが良いですね…
 
リースちゃんによく似たアブリルちゃん*2もパーティーに参加しています。かたや呑みすぎてしまったのか(爆)ひっくり返るリースちゃんも…
 
ウチのなのはさんも、中の人つながり的なウサギさんと戯れたり、ワインを呑んだりして、大いに楽しませていただきました

で、この後は本命の「久慈ありすのバースデーパーティー列車」の部ですが、「駅長さん」の本業の都合でまた後ほど綴らせていただきます。ホントは今日辺りに上げないと、大変なことになったりするんですが…、それはまた別のお話。
(以下、10日の24時ごろに追記しました)



跨線橋からこれから乗る「久慈ありすのバースデーパーティー列車」をパチリ。もうすっかり暗いので、窓枠でカメラを固定して遅めのシャッタースピードで撮ります
 
現在の三鉄は全列車が復興支援列車として運行中で、基本的にありす&まなのポスターを掲出していますが*3、ちゃんとしたヘッドマークもあるようです。今日は久々に鉄道(むすめ)ファンで賑わっています

で、「リースの休日列車」の撤収作業を手伝い、一旦今宵の宿へチェックインして大きいなのはさんを休ませます。一段落つくと、今日の本命である「久慈ありすのバースデーパーティー列車」への乗車になります。宿を出て久慈駅へ向うと、受付を待つ人たちでごった返しています。そうこうしているうちに受付が始まり、「駅長さん」たちも受付を済ませ、ホームに上がります。ホームには、18時20分発の陸中野田行きに「さんりくしおさい」を増結した2両編成が停車し、ファンを待ち構えています。「さんりくしおかぜ」側が今夜のメインイベントである「久慈ありすのバースデーパーティー列車」の車両になります。
乗り込んだところで発車し、今回の行程の説明が始まります。今回は列車が運転される区間が久慈〜陸中野田間と短いので、行きは定期列車に増結して陸中野田駅で切り離し、帰りは「バースデーパーティー列車」単独で帰ってくる行程になっています。こうすると、陸中野田駅で1時間ほど停車時間が撮れるという算段です。発車してすぐ、本部長&駅長の名コンビによる新作復興支援Tシャツのお披露目と三陸鉄道沿線の被害状況の説明が行われ、まだまだ復興まで道半ばということを思い知らされます。



久慈ありすのバースデーケーキのお披露目です。ケーキはこの後、参加者でおいしく頂きました
 
今回の復興応援弁当です。ありすさんも思わず微笑みたくなるような豪華なお弁当です。震災の影響で水産業にも大きな被害が出ているそうですが、関係者の尽力によって豪華なお弁当が出来上がりました。

列車は陸中野田駅に到着し、ここで一緒に来た車両と別れ、しばし停車します。ここで特製の「ありすの復興応援弁当」が配られ、乗客全員で舌鼓を打つことに。今回は陸中野田にある「えぼし荘」という国民宿舎の特製弁当です。ちなみに、このえぼし荘では久慈ありすをイメージしたカクテルも提供していて、ゆくゆくはさんてつ沿線に広げたいとのこと。久慈のホテルでも違うカクテルが提供されていましたが、ホントに久慈ありすさんがこの地の救世主になっていくようです。参加費から見たらかなり豪勢なお弁当に舌鼓を打つと、帰りの発車時刻が近づきます。帰りはお宝争奪じゃんけん大会が行われます。三陸鉄道はもちろん、ファンの皆さんが持ち寄ったご当地グッズなどが景品として提供されて、じゃんけん大会に挑みます。なにかと引きの悪い「駅長さん」ですが、カレンダーを1本ゲットすることができたのでしたのでした。その後久慈駅に到着しましたが、熱気は冷めることなく、怒涛の延長戦に突入したのでした。ま、ここから先の話は胸の奥にしまっておきましょう。

*1:…と言ってしばらく更新されなかったりして(笑…えない)

*2:from祝福のカンパネラ

*3:よくテレビで三鉄特集があると映っているアレ

今週末は大忙し

さて、平成23年も残り二ヶ月になり、思わず「リアjy…(この間、検閲により削除)」と言いたくなる今日この頃ですわ。11月最初の週末は、アチコチでイベントが多く行われますが、今回「駅長さん」がチョイスしたのは、岩手県は久慈で行われる「さんてつ祭り」です。他にもたくさんありますが、「駅長さん」としてはさんてつ一択ですね。さんてつ祭りは明日に行われますが、今夜はある意味本命と言える「久慈ありすのバースデー列車」が運転されます。
もちろん、両方ともがっつり参戦しますが、今回はその前段にもうひとつオフ会的なモノが有りまして、主催の好意によりそちらにも参戦させて頂けることになりました。というコトなので、年末の出番が無くなったウチのサークルマスコット・大きいなのはさんも一緒に行くコトになりました。車でだったら秋田県は羽後町で行った実績がありますが、今回はお隣りさんを見習って*1鉄道で行きます。
では、近所のポプラでたまゆら丼を仕込み(笑)、なのはさんと一緒にいざ三陸を目指します!

*1:お隣りさんは今日明日で九州に出張中

はやて隊長、行っくよ〜!


というわけ後輩ちゃんと落ち合い、東京駅からはやて19号に乗って、まずは八戸へ向かいます。飛び石連休の合間もあって、座席は程よく混んでいます。今日は後輩ちゃんと大きいなのはさんと合わせて3人の道中ですが、新幹線の席はA・Bの2席しか取ってません*1。C席に来なければなのはさんを座らせようかと思いましたが、やっぱり来たので、C寝台という名の網棚に乗って貰います。で、C席の方は仙台の方らしく、地震当日の生々しい話しから、復興特需に沸いてるものの職人さんがいなくて作業が進んでない実態、はたまた夜の街の特需(笑)までイロイロな話しを聞くことができました。仙台で前述のC席の方を含めてかなり降り、C寝台のなのはさんを起こしてC席に座らせます。盛岡に到着し、ちょっと自重しない撮影をしたら、もう八戸に到着です。ここからは八戸線に乗り換えます。

 
左:東京駅で八神はやて隊長と1枚。行楽シーズン真っただ中の新幹線ホームだけあって混みあっていて、なにげにこのなのはさんも人気者に…
右:E2系の旅を楽しむなのはさん。今回も自重しないネタが盛りだくさんです

(以下、7日22時ごろに追記しました)
つい11ヶ月前まで新幹線と在来線の乗換駅として賑わっていた八戸駅ですが、今では一停車駅に過ぎず、当時ほどの賑わいは有りません。しかも、新幹線の改札を出ると自動的に改札を出たことになり、八戸線に乗るにはもう一度在来線の改札を通る必要があります。お弁当を買って改札を通り、12時19分発の種市行きが待つ1番線に向かいます。席は程よく埋まっていましたが、なんとか海側の席が確保できました。


八戸駅にいた「八幡駒」と一緒に。決して「まじこい」に出てくる松風じゃないですよ(爆)
 
左:八戸からはJRの飛び地・八戸線に乗り換えます。ちなみに、ここでリースの休日列車に乗り合わせる人とばったり会ったので、リースちゃんとも一緒に写ります
右:鮫までは意外と混んでいますが、鮫を出るとガラガラになります。車窓には太平洋が広がりますが、このあたりの震災被害は少なめです

発車時刻になり、一路種市を目指します。新幹線も止まる八戸駅ですが、市街地からは離れていて、中心街は八戸線本八戸駅周辺に広がっています。だからというわけでは無さそうですが、このあたりの八戸線は高架線で街中を通ります。そんな風景も鮫までで、鮫から先は海沿いをノンビリ走ります。このあたりは津波の影響も少なく、太平洋はいつも通りに穏やかです。約1時間で種市に到着し、ここからは代行バスに乗り換えて久慈に向かいます。


種市駅のホームから、今はまだ列車が行くことのできない久慈側を望みます。先には線路の終端をあらわす標識があって、ここから三陸の海岸沿いや福島第一原発周辺を含めて349.8kmが運転見合わせの憂き目に遭っています*2。いずれまた、このネットワークが復活することを切に願います
 
左:八戸線はJRの中でも最後まで腕木式信号機が残っていた路線でした。
右:代行バスに乗って久慈に向かいます。もちろん、シートベルト着用で(笑)

ハイデッカーのバスに7割程の乗客を乗せ種市駅を発車し、国道45号線に入ります。線路は国道と並走しているトコロも多く、時折錆び付いたレールを見ることができます。代行バスの停留所は国道と線路が並走している区間では国道上に、離れている区間は集落への細い道を通って鉄道の駅前まで乗り入れます。国道から離れた陸中八木駅付近は海沿いの集落にあり、このあたりが八戸線で最も被害の大きい区間です。橋が流出したり駅構内も津波を被った跡があったりします。ただ、逆に言えば大きな被害を受けたのがこのあたりだけで、他の国道からかいま見る八戸線のレールには被害が少なそうです。だからこそ、来年4月を目標に復旧させるという計画ができるわけで、これができると三陸海岸沿いの鉄道ネットワーク復旧に弾みがつきそうです。

 
左:ちょっと見づらいですが、真ん中に八戸線の踏切があります。しばらく主が通っていませんが、警報器などはきれいに整備されているようです
右:陸中八木駅付近の線路(橋)が流された個所。被害が海沿いのこの区間に集中しているようです

バスに揺られること約1時間、目的地の久慈駅に到着しました。ここから自重しない26時間(爆)の始まりです。

*1:当たり前といえば当たり前

*2:北リアス線→山田線→南リアス線大船渡線気仙沼線→(石巻線)→仙石線常磐線の広野まで