またひとつ、鉄道旅行の定番きっぷが終了

さて、「ワイド・ミニ周遊券」といえば、古くからの鉄道ファンには夜行列車を駆使していかに宿代をケチるか?*1を競う切符でしたが、JRになってゾーン券+往復切符という形の「周遊きっぷ」になり、それもいつの間にか大幅縮小されてしまいました。「周遊きっぷ」制度がスタートした頃は、著名な観光地を網羅する形でゾーン券があった気がしますが、今や三島会社と東日本の東京近郊・西日本の大阪近郊の13ゾーンしか残っていません。そんな「周遊きっぷ」も、この3月いっぱいで終了してしまうとのことです。プレスリリースはこちらから(PDFにご注意)。
東京・京阪神はともかく、もう三島会社のエリアへ鉄道で行って、現地の鉄道に乗って観光・ビジネスという需要は相当厳しいんですかね?ま、各社とも現地のフリーきっぷを発売しているんで、探せば飛行機or新幹線と宿だけ付いたパックツアーを使った方が安くなりそうですしね…。そういう意味では、取り扱いが微妙に面倒臭い「周遊きっぷ」は、本州3社にとってはお荷物的存在になっているんですかね?

*1:きたぐに」とか北海道の夜行急行全盛期とか