このままフェードアウト?

さて、平成23年度も差し迫ってまいりました。明日辺りには東京でも桜が咲きそうで、かつ明後日4月1日になれば東日本大震災のために運休を余儀なくされていた三陸鉄道北リアス線の陸中野田〜田野畑間が復旧と、何かとおめでたい話題が続きそうです。
ただ、そうとは言っていられないようで、JR東日本から平成21年9月から土砂崩れのために運休している岩泉線の今後の方針が発表されました。プレスリリースによれば「多額の工事費用と期間」と「利用者の減少(JR発足時から見て4分の1程度)」からバス転換せざるを得ないという結論が導き出されています。一応、民間企業である以上、不採算部門の整理は必要なのかもしれませんが、「三公社」発の企業の中ではJRに対する風当たりが特に強いような気がするんですけどね?電話もたばこも、それなりに国の保護を受けているような気がするのは私だけなのかしら?
一応、「JRの責任でバスへの道を確保する」と言ってますが、いったんバスにしてしまったらJRの責任から外れてしまい、そのバスもヤバいとなった時にだれが面倒をみるのか?というのはちょっと曖昧になっているかもしれません。地元の岩泉線への依拠度がどれくらいかわかりませんが、もしかしたら震災の影響で復旧時期が未定な山田線・大船渡線の復旧確約とバーターになるのかもしれません。
いずれにしても、なし崩し的に廃線になってしまうのは残念なことです。