夢うつつの寝台列車

きたぐに」は新潟発車時点では3分遅れでしたが、その後は快調に走り、定刻通りの運転です。ただ時折屋根上から何かが当たるような音がして、雪なのか架線に付いた氷なのか、冬の厳しさを感じます。「駅長さん」が目覚めたのは敦賀辺りで、小窓から外を見ると雪が良い具合に降っているようです。
目が覚めたものの、上段では座るわけにもいかず、とりあえず更衣室で着替えて寝台でゴロゴロしてるしかありません。こちらも真っ白な米原から東海道本線に入り、ラストスパートをかけます。大津到着のちょっと前、鉄道唱歌のオルゴールと共におはよう放送が入ります。聞けば、京都駅で床下の雪を落とす作業をするとのこと。なので、後続のはるか姉様へは京都で乗り換えるように促しています。
京都で床下の点検をしてる間にはるか姉様を先に通し、京都は6分遅れで発車です。京都で結構降りた乗客も多く、下段が空いたのでそこに座ってラストスパートを堪能します。もう一回鉄道唱歌が流れ、終点の大阪に到着です。前後から編成の全景を撮ると、遅れて到着したコトもあってすぐに回送されたのでした。

 
大阪駅に到着した「きたふに」。京都で落としてきたせいか、床下の雪は殆ど付いていませんでしたが、先頭車は真っ白で前サボも雪で覆われています。ヘッドマークが見れないのはアレですが、これはこれで冬っぽいですわ