一畑電車ぶらり旅 ちょっぴり延長戦

というわけで、米子から山陰本線に乗って松江に移動します。松江では少し時間をとって、市内観光をすることに。せっかくなので「ぐるっと松江レイクライン」に乗って、松江城小泉八雲旧居を取材します。松江城は完全な木造のお城で、天守閣からは松江の市内はもちろん、宍道湖もよく見渡せます。今日はあいにくの雨模様ですが、晴れていれば緑豊かな地を遙か遠くまで見れそうです。また、松江といえば小泉八雲というわけで、こちらも外せないポイントでしょう。ニッポンを愛した外国人として、日本の文化を世界に発信した功績は後の世に活かされています。
時間の都合もあって、隣の記念館や武家屋敷に行けなかったのが残念ですが、またレイクラインに乗って今度は松江しんじ湖温泉駅に向かいます。松江温泉駅から改称されてもう10年以上経つと思いますが、ガラス張りのおしゃれな駅舎です。そこから昨日に引き続き一畑電車に乗り、一駅目の松江イングリッシュガーデン駅で降ります。この駅、以前は「ルイス・C・ティファニー庭園美術館前」と日本でも1・2を争う長い名前の駅でしたが、この庭園美術館が無くなり、松江市の施設になっています。庭園には英国っぽい雰囲気がありますが、6月という微妙な時期のせいか花の盛り上がりに欠けるのが残念。ここは春先のバラが咲き乱れる頃がベストなのかもしれません。
続いてその次の電車に乗って、宍道湖を見ながら約20分で一畑口駅に到着です。ここからはバスに乗り換えて一畑薬師に向かいますが、いかんせん乗り継ぎが悪く、ここで40分待ちとなります。以前はこの区間も一畑のバスが運行していましたが、最近では出雲市の市民バスになってしまい、ワゴン車に毛の生えたようなバスがやってきました。ま、バスに乗ったのは「駅長さん」一人でしたが…。
バスは途中まではちゃんとした道路を走り、薬師へ向かう道に入った途端に急な登り坂が襲います。そんな「チョメチョメD」みたいな山道を走り、終点の一畑薬師に到着です。薬師さん自体はここから門前の商店街*1を抜けたところにあります。まずは何体にも及ぶお地蔵さまに迎えられ、本堂への階段が現れます。自動車という文明の利器が無かった時代は1300段という階段を登らなければなりませんでしたが、いまでは残り100段に満たない段数で、むしろタクシーで乗り付けるとその階段すら登らずにお参り出来るようになりました。
一畑薬師は目の薬師さまと言われ、祈願のローソクから絵馬、お茶湯に至るまで目の健康に関することばかりです。「駅長さん」も目が商売道具なので、しっかりお参りして健康に気を付けようと心に誓ったのでした。お参りを済ませ、門前の商店でお土産&お昼ですが、目の薬師さまだけあって「めぐすりあめ」が売られていたので、それと一畑せんべいを買ってみました。お昼は出雲そばを頂き、お腹が満ちたところで一畑口駅に戻ります。
一畑口駅に戻り、松江しんじ湖温泉行きに電車に乗れば、今回の夏の本に向けた取材活動はおしまいです。最後に「RAILWAYS」&一畑100周年特別展に併せて行われているスタンプラリーをコンプリートして、松江駅に戻ります。松江からは山陰本線で米子に戻り、今宵の宿であるサンライズ出雲を待ちます。で、今日は雨が降ってジメジメだったので、ひとっ風呂浴びるべくバスに乗って皆生温泉まで。ここに日帰り温泉があるのを知ったので、サンライズに乗る前に汗を流そうという魂胆です。途中のクリーニング屋でなぜか「けいおん!!」をモチーフにした看板を見かけたりしつつ*2、約25分で到着です。
お風呂でひとっ風呂浴びて汗を流したところで米子駅へ戻り、駅前のSATYで夕食の買い出しと、青い看板の店が行っている刀語のスタンプラリーのスタンプを押し(これ重要)、ついでに6個目になったので湯呑みを貰い、サンライズ出雲に乗り込みます。
サンライズエクスプレスといえば、A個室にはアナログとはいえBSテレビが見られ*3、ひょっとしたらBSデジタルに変わっていて、だとしたら今夜23時〜25時半にかけてパラダイス*4かと妄想しましたが、テレビ設備自体を今年3月のダイ改で撤去してしまったとのこと。なので、大人しくBソロで帰ります。

*1:…といっても店の数は多くありませんが

*2:帰りに車中から激写しようしたけど、敢えなく撃沈

*3:以前、WOWOWの無料アニメ枠があった頃、SHAFFLE!を見たことがある

*4:ゼーガペイン→AB!→迷い猫→鐵or大振り→メイド様