かれんさん追いかけて、函館右往左往

ひとっ風呂浴びてサッパリし、ちょうど市電の駒場車庫の方へ向かうバス路線があるので、それに乗って駒場車庫まで。およそ30分で到着し、まずはお目当ての松風かれんさん柄の一日乗車券を買い求めます。車庫を見ると、当該の松風かれんさんを纏ったらっくる号(以下、かれん号と表記します)が待機していて、係員氏に聞くと「9時9分に出ますよ」とのこと。

 
まずハイカラ号が車庫を出発し、そのあとにかれん号が発車していきます。かれんさんは戸袋の部分に貼ってあるのですが、窓いっぱいの大きさなので結構迫力があります

その前にハイカラ号のレトロ電車が車庫を出てきて、湯の川へ向かいます。これを追いかけるようにかれん号も湯の川に向けて発車します。これでいくと、早速かれん号とすれ違いが期待できますが、一歩間に合わず撮ることがで来ませんでした。なので、湯の川から折り返してきたかれん号に乗ることに。外から見ると松風かれんさんが大きく描かれていますが、電車に乗るとその姿を見ることができません。どうも窓に単純なフィルムを貼っているのではなく、網目状の特殊なフィルムを使っているようです。で、車内にはインフォメーション用のディスプレイがあって、次停留所や運賃の案内がでていますが、「駅長さん」が確認できた範囲では松風町・十字街・湯の川で松風かれんさんが案内をしているのが確認できました。

 
車内のディスプレイは、通常は運賃表示と次停留所の案内を交互に表示していますが、かれん号の期間中は特定の停留所の時だけ松風かれんさんがディスプレイに表示されます。この調子だと、来年は柏木ゆのさんとのコラボとか、キャラボイスでの案内放送とか、いろいろ妄想出来ますね

かれん号は谷地頭行きですが、「駅長さん」は手前の十字街で降りることに。こうすると、先を走るハイカラ号が折り返してくるのを撮ることが出来ると踏んだからです。十字街の交差点には修学旅行と思しき学生さんを含め、多くのファンで賑わっています。始めにドック前からのハイカラ号を撮り、その後谷地頭から折り返してきたかれん号を撮るのに成功し、お後の電車で函館駅前へ向かいます。今回下調べをしなかった「駅長さん」ですが(爆)、所要時間から計算していくと函館駅前で1時間ほど時間が取れそうなので、遅めの朝食タイムです。といっても朝市へ行くわけではなく、函館名物ラッキーピエロハンバーガーを食べにいきます。さすがご当地グルメとして名を馳せているだけあって、普通のファストフード店とは違い、注文してから席に座り、その後出来立てのハンバーガーを持ってくるというシステムになっています。ハンバーガーをおいしく頂くと、かれん号が戻ってくると思われる時間になります。…が、ここは「駅長さん」の勘を信じて一本前の谷地頭行きに乗って谷地頭へ向かいます。谷地頭で待っていると、予想通りかれん号がやってきました。どうやら、朝車庫から出るときの系統でその日の運用系統が決まるような感じで、今日は2系統湯の川〜谷地頭線に充当されるようです。


十字街の交差点にて。この日は2系統の運用に入っていましたが、5系統だったら坂の下の通りを行くかれん号の写真が撮れたかも。こればっかりは日ごろの行いがモノを言いそうです

今度は終点の湯の川まで乗っていきます。ラッピングが中から見えないとなれば、沿線のビルの窓ガラスへの写り込みを撮りたいところですが、なかなかタイミング良くビルがあるわけでもなく、そのまま終点の湯の川に到着してしまいました。で、今度はハイカラ号とのすれ違いを狙い、時刻表を見てすれ違うかな?と推測した千代台へ向かいます。停留所で確認したところ、次の停留所との中間辺りですれ違うような感じなので、とりあえず歩いていきその時を待ちます。その時が近づき、湯の川からハイカラ号が、谷地頭からかれん号がそれぞれやってきます。ただ、ちょうどすれ違うポイントが「駅長さん」がカメラを構えていた位置より遠かったのと、しかも車が被ってしまったのであまり巧くは行きませんでした。こればかりは写真の腕も必要ですが、運も重要なファクターになりそうです。
ここまでやると、帰りの時間をそろそろ心配しなければなりません。帰りは函館からスーパー白鳥→はやてのリレーで帰ることにしているので、函館駅前に戻っておいた方が賢明でしょう。駅前で行き交う市電を撮り、ラストにらっくる号同士のすれ違いを撮り、ついでに青い看板の店へも表敬訪問をし、その下の階にでっかい鉄道資料館が出来ているのを確認しつつ、帰り道につきます。

 
函館駅前で市電をパチリ。左は団体専用電車でしょうか?普段見れない珍しい電車です。右は営業用では最古参の530号車です。いかにも路面電車といった佇まいです。さすがに、これらの電車とかれん号を組み合わせるのは至難の業でした
 
帰りは昨年の北海道の帰りと同じ行程です。同じようにサッポロクラシックを買い込んだのは良いのですが、前日からの寝不足も手伝って殆ど爆睡していたとさ…