果たして、どうみるべきか?

報道発表資料:高速道路の再検証結果と新たな料金割引について - 国土交通省
というわけで、高速道路の新料金案が発表となりました。今まで時間帯だったり区間だったりでナビタイムを使わなければ計算しきれないほど複雑だった(笑)料金制度が、基本的に上限2000円ということでスッキリサッパリしたものになってしまいました。マスゴミは早速重箱の隅を突っつくかのように「休日の1000円より高くなる」なんてことを言っていたりしますが、突っつくのはそんなことではなくて、政府が一民間会社である高速道路各社の運営に口を出すことの是非とか、交通施策として車ばかり優遇するのはおかしいのではないか?といった点ではないかしら?この理屈で行けば、陸海空の各交通機関に対して税金で上限料金制を入れないと不公平感が増していくばかりですわ。とりあえずの焦点は、去年のGWに「高速1000円厨」で大渋滞に巻き込まれた層が今年も性懲りもなく大渋滞に巻き込まれるのか、それとも渋滞に懲りて公共交通機関に戻ってくるか、それとも新制度スタート以降に「勝ち組」として「高速2000円厨」として満喫するか、不景気の波を被ってそれどころでは無いのかといったところでしょうかね?
ま、とりあえず時間帯割引(深夜・通勤時間帯)が残るのと、首都高の料金圏撤廃の上限900円はせめてもの救いといった感じですかね。あと、ETCのマイレージも終わってしまうということで、とりあえず溜まっている分だけも還元しておかないと*1

*1:…といっても、大本営ではアナウンスされてませんが