函館市内を路面電車で右往左往

というわけで、朝から海鮮三昧の食事をとり、身支度を整えて最終日のネタ拾いに出かけます。函館駅のコインロッカーにキャリーバッグをしまい、函館駅前から鉄道むすめ柏木ゆのさんと路面電車のブラリ旅です。
まずは一気に湯ノ川へ向かい、そこから谷地頭・ドッグ前へと向かうルートを取ることにします。湯ノ川・谷地頭と温泉があるので疲れを癒したいところですが、たぶんそんな時間は無さそうです。湯ノ川でネタを拾い、駒場車庫でレトロ電車が車庫に入るシーンを押さえ、五稜郭ではタワーに登って高みの見物です。展望台では、ちょうど開港150周年ということなのか、五稜郭の戦いの展示がされています。この戦いの主役が土方歳三と来れば、いま世間を賑わす歴女が注目しないわけがありません。開港から新政府移行までの歴史が紐解かれていて、興味深いものでした。

 
左:駒場車庫にて、車庫に入るハイカラ号
右:「函館を代表するキャラクター3人が集まっています。皆さん、名前を知っていますか?」

これでお昼ご飯の時間ですが、ここは函館ラーメンではなく、知る人ぞ知るご当地ファストフード、ラッキーピエロで食べます。このラッキーピエロは函館にしか無いファストフード店で、そのこだわりは「M」の付く店*1以上では無いでしょうか?そこで人気No.1のチャイニーズチキンバーガーを頼むと、「出来上がるまで少々お待ちください」とのことです。それから待つこと数分、熱々のハンバーガーが出来てきました。ちなみに、ハンバーガー以外にもカレーやオムライス、パスタなんかもあって目移りしてしまいます。これは是非他のメニューも試してみたいところです。
お昼ご飯のあとは後半戦です。五稜郭から谷地頭へ向かい、立待岬津軽海峡に思いを馳せたり、その折り返しでドッグ前に向かうレトロ電車に乗るべく時間を気にしたりと大慌てです。それでも、ギリギリでレトロ電車に乗れたのは幸いでした。柏木ゆのさんが乗務する電車ですからね、短い区間といえどもしっかり乗っておく必要があります。電車はボギー台車1つに短い車体を乗せたような造りで、通常の車両と比べるとかなり短いです。車内もちゃんと復元されていて、窓と天井周り、つり革が特徴的です。あと、何といっても運転台が車外にあるのが特徴的で、運転士と車掌はデッキに立って乗務しています。故に、この電車は5月〜11月にかけての期間限定で運転されているのです。

 
左:「立待岬函館山の裏側に位置して、津軽海峡を一望できます」
右:函館の市電がある風景。洋館が立ち並ぶエリアは市電の走る通りよりも高台にあって、その坂上からだと市電と函館港を絡めて撮ることが出来ます

ドッグ前からは元町の洋館を目指して歩きます。この段階で、帰りのスーパー白鳥まで1時間半といったところなので、ちょっとお急ぎモードです。元町公園から路面電車を見下ろす定番のスポットで写真を撮り、街中の洋風建築を撮りながら十字街へ戻り、最後にらっくる号に乗って、今日の路面電車のブラリ旅を締めくくったのでした。

*1:外資系でない緑の看板の店