「はやぶさ ザ・ファイナル」

熊本を時刻通り発車した「はやぶさ」は、5割程度の乗車率でした。去年乗った「なは」は*1大牟田鳥栖で長時間停車をしてリレーつばめ有明の待避をしましたが、さすが東京と九州を結ぶ貫禄もある(?)「はやぶさ」は途中の待避もなく、“スケッチブック 〜full color’s〜”の郷である二日市を過ぎ、1時間40分で博多に到着です。沿線では九州新幹線の工事が進んでいて、これなら2010年の開業も出来そうですが、ブルトレの方が先に終わってしまいますね…。
博多では団体客が待ちかまえ、おかげでほぼ満席という状態に。博多〜小倉間は時刻表上ではノンストップですが、実際には福間で有明に抜かされるためしばし止まります。さすがの「はやぶさ」も、小倉行きの有明には逃げきれなかったようです。熊本からいつの間にか3時間が経過した頃、門司に到着します。ここからが「富士・はやぶさ」のメインイベントといえるところで、上りだと門司での「富士ぶさ」の併結と下関での機関車交換が見物です。

 
左:「はやぶさ」を引っ張ってきたED76の94号機と別れ、ワンポイントリリーフのEF81に交替します
右:反対のホームには「冨士」が到着し、同じく引っ張ってきたED76の90号機と別れ、「はやぶさ」とのランデブーを待ちます

はやぶさ」は門司に着くと、ここまで引っ張ってきたED76と別れ、関門海峡をくぐるEF81と交替し、一旦車庫に引き上げます。引き上げると同時に「富士」が到着し、大分から引っ張ってきた同じくED76と別れを告げます。そうすると車庫に引き上げていた「はやぶさ」が戻ってきて「富士」と連結し、晴れて栄光の2列車「富士・はやぶさ」として東京へ向かうことになります。関門トンネルをくぐって下関に着くと、ワンポイントリリーフのEF81からエースオブエースのEF66に交替します。「駅長さん」としても交代劇を見たいところですが、さっきの門司で買い物しそびれたので*2、下関でお買い物をしなければなりません。下関は東京寄りに出口への階段が有るのを知っていたので、ドアが開くと同時に階段を降りて売店を見つけることに成功しました。階段を上がるとちょうどEF66が連結するところだったので動画に収め、約14時間の長旅に向けてリフレッシュしたのでした。

 
左:EF66の51号機が今宵の「冨士・はやぶさ」のパートナーとして、東京までの1095.9kmを引っ張っていきます
右:今回の「冨士・はやぶさ」の廃止で、ひょっとするとお役御免になってしまいそうな下関駅の特急・急行列車用案内表示器


さ、ここから長丁場です。

*1:といっても大牟田からですが

*2:今回、東京→大分→熊本→折尾と北九州市内→東京の連続乗車券を使っているので、北九州市内にある門司では途中下車できない