JRグループからのクリスマスプレゼントは波乱含み…?

さて、毎年恒例JRグループの春のダイヤ改正のプレスリリースが発表されました。今回も各社で様々な改正が予定されています。
主なポイントは…、

  1. 東海道・山陽新幹線でのN700系大量導入に伴う、500系の去就
  2. JR西日本での「おーさかおおさか東線」開業のほか、各地で新駅開業
  3. なは・あかつき」、「銀河」、「北斗星1・4号」、「日本海2・3号」の廃止

といったところでしょうか?
東海道・山陽新幹線関連では、N700系が1日43本走ることになり、「ひかり」としても走ることになりました。しかも、西明石駅では「ひかり393号」と「のそみ99号」のN700系同士の追い抜きが見られるようになりそうです。あと、ついに東海道新幹線の全列車が新横浜に停車することになり、開業以来43年経ってようやく京都駅と同じレベルに達することが出来ました*1。でも、JR東海・西日本とも500系の今後については言及されていませんが、どうなってしまうんでしょうか?ウワサでは新大阪〜博多間に閉じ込められてしまうとか、半分くらいの長さになってしまうとかありますけど…。
おおさか東線」は、関西本線久宝寺東海道本線新大阪を結ぶ路線のうち、久宝寺片町線の放出を結ぶ区間が先行開業します。さしあたりは線内を往復する列車がメインとなりますが、1日4往復だけ「おおさか東線」を経由して奈良と尼崎を結ぶ直通快速が運転されます。この運転形態から考えると、「おおさか東線」が全線開業したら、大和路線または学研都市線からおおさか東線経由の新大阪行きが設定されるようになるのかしら?そうすると、JR東西線の地位はかなり低くなってしまう可能性がありますね。
で、ついにブルートレインに大鉈が振るわれるときがやってきました。最初にすっぱ抜いた新聞から「アサヒられた」のかと思いましたが、東海道山陽本線筋のブルートレインは「富士・はやぶさ」だけと、もはや風前のともし火といっても過言ではない状態になってきました。「銀河」あたりはそれなりに需要がありそうですが、値段と車内設備のバランスが良くないのが玉にきずといったところでしょうか?せめて285系のような電車になれば、座席から豪華な個室まで色々な選択肢が生まれて新たな需要を掘り起こせそうですけど、やっぱり3社にまたがる列車っていうのは、それぞれの会社にとってお荷物な状態になってしまっているのかしら?ここらへんのお別れ乗車については、2月ごろに「“スケッチブック 〜full color’s〜”舞台訪問2ページ目」をかねて行きたいな〜と画策している自分がいたりするのは気のせいかな?かな?
あと、JR東海に続き、JR四国でもキハ28・58・65形の運転が終了となるようです。実際は秋までの猶予期間がありそうですが、JR東海よりも先にJR型の気動車に占められてしまうことになります。さて、どうしたものかしら。

*1:京都駅は開業当初から全列車停車していたはず。同じ政令指定都市なのに、この違いは…