「STP」は2日目が本番

(この項目は、2月14日に記述しています。なお、23時現在フォトライフが正常に動作しないので、写真は後ほどアップします。15日23時、写真をアップしました。)
さて、2日目はお家に帰るのですが、単に新幹線で帰るのも「鉄分98%」な「駅長さん」の名が廃るので、いろいろ検討した結果、上越線を上っていくことにしました。とはいえ、越後湯沢が11時58分発なので結構ヒマをもてあましてしまいます。なので、スキーをする人、直帰する人と別れ、たまたま越後湯沢駅前に停まっていた土樽行きバスに乗って、旧国鉄時代には最長駅名を誇った「岩原スキー場前駅」へ行くことに。

ただ、「岩原スキー場前駅」とは言うものの、岩原スキー場そのものは結構遠くにあるようです。電車自体も忘れた頃に来るくらいなので、わざわざこの駅からスキー板担いでスキー場に行く人も少ないようです。
さて、ここまで来たのは良いのですが、さっき乗ってきたバスが折り返してくるのを待って越後湯沢に戻るのもよいのですが、ソレもつまらないので、越後中里まで歩いていくことに。雪が積もった道を約2km、足元に注意しながら30分の道のりです。天気がよかったので、歩くのには最適な環境でした。
 
で、越後中里といえばスキー場側に停まっている旧型客車ですが、今回スキー客にまぎれて見に行ってみることにしました。車体の半分以上が雪に埋まっているので、何がなんだか分からない状態ですが、見える部分の車体は結構きれいに整備されているようです。
 
車内も一部の車両が「お座敷車両」として座席が取り払われている車両も居ますが、ほとんどの車両が現役自体の状態を残しているようです。下手な公園に保存されている車両よりも、よっぽどきれいに保存されていますね。やっぱり、この「湯沢中里スキー場」が西武鉄道系列のプリンスホテルが経営するだけに、鉄道に対する愛着があるんでしょうね。いろいろと大変な西武グループではありますが、いつまでも残して欲しい鉄道遺産ですね。

さて、そうこうしているうちに、水上行き電車の来る時間がきました。ただ、「はくたか」の接続を取ったために7分ほど遅れてきました。そのせいか、気持ち飛ばすような感じで上越国境を駆け抜けていきます。カッ飛ばしているせいなのか、清水トンネル内は縦横無尽に揺れまくっていました。トンネル出口近くで「ガシャーン!」と大きな音がし、土合駅に着く直前に車掌氏が前へ向かって猛ダッシュしていきました。到着後、「車内点検するので、少々停まります」と放送があり、そのうち「窓ガラスが割れたため、修理手配します」との放送が。確かに、ドア窓がいい感じに割れていました。さすがにガラスが割れた車両に乗客を乗せるわけにもいかないのか、「ガラスが割れた車両に乗車中の方は、他の車両に移ってください」との放送が。ま、3両全体で乗っていた乗客自体が多くなかったので、移ってきた乗客が座れずブーイングということもありませんでした。
このトラブルの影響でさらに遅れてしまい、22分遅れとなってしまいました。湯檜曽ループ線を駆け下りると水上に到着ですが、所定の接続電車が待ってくれていたので、水上で1時間待ちぼうけという事態は避けられました。で、結局高崎には12分遅れで到着となりました。
高崎からはすぐの接続で湘南新宿ラインの小田原行きがありましたが、その次の上野行きが211系グリーン車連結編成が当たる可能性があったので、ソッチでいくことに。

予想通り、グリーン車連結編成でした。もともと、5両編成が基本の高崎・宇都宮線用211系なのですが、グリーン車をつけるにあたって先頭車とグリーン車が向き合うという、いびつな編成が出来てしまいました。このグリーン車はもともと東海道線にいた車両なのですが、113系の2階建てグリーン車の玉突きを喰らって高崎線に来てしまいました。もちろんグリーン車に乗ってきたのですが、加速・ブレーキ時にガクガクとショックがあるのが気になりました。やはり、モータ車が2・3号車&9・10号車と離れすぎているのが原因なのかしら?

でもやっぱり、サボは幕式が一番ですよ。