留守の間に、東京は大変だったようで

くりでんももうすぐ終わり

さて、こまちの車内では上り列車なのに列車運行情報として、東北本線花巻付近での線路点検による運転見合わせのテロップが流れ続けていました。「全く関係ないエリアの情報流さなくても」と思いましたが、白河の関を通過し宇都宮を通過する頃に新たな情報が。
山手線と京浜東北線は信号トラブルのため運転を見合わせています。
な、なんだって〜!もっとも、運転見合わせについてはすぐに「運転再開して遅れが出ています」に変わりましたが、気が気ではありません。とりあえず東京〜横浜までは東海道線で移動することに。某巨大掲示板によると、3時間近く止まっていたらしく、東海道線は激混みでした。途中蒲田で大船行きを追い越したものの、その後横浜までの間に京浜東北線の姿を見ることなく、結局は蒲田で抜かした電車に乗って家路に着いたのでした。
当初の予定では、細倉マインパーク前を16時台に出る列車に乗って、はやて・こまち30号に乗るのも一つの手として検討していましたが、結局は遅くして結果オーライだったということでした。

アメアメ寒イ

というわけで、高速バスは定刻に仙台駅に到着しました。もっとも、5時20分に着くと言われた長町駅には、かなり早く着いたようですが。
道中は快適…とまではいきませんが、日頃の寝不足のお陰かうたた寝よりは良い睡眠を取る事が出来ました。ワンセグテレビでも有れば、途中で「まなびストレート!」や「MoE」でもと思うのでしょうが、そんなことは微塵も感じませんでした。
さて、お次は東北本線の下り始発列車に乗って、石越に向かいます。ここではJR東日本が生んだ世紀の駄作こと701系が来るのを予想しましたが、来たのは最新鋭のE721系でした。ホント、「駅長さん」のこういう時の引きは強いですね。
E721系自体はJR東日本の新近郊型と同じ作りですが、何気にクロスシート部にテーブルが有って、しかもドリンクホルダー用の溝が付いています。やっとJRもローカル輸送の大切さを理解したようです。
 

朝の通学ラッシュ

仙台から約1時間10分で石越に到着です。ここからが今日のメインイベント、くりはら田園鉄道ヘの乗車になります。
JRの駅舎の向かいにくりでんの駅舎があります。駅舎は立派ですが、残念なコトに無人駅なので、切符を買うことは出来ません。仙台からの始発で来れる時間なので、くりでん目当てのファンもチラホラ。
そうこうしているうちに発車時刻となりました。石越ではファンが数えるほどしか乗っていなかったのが、徐々に通学の高校生を乗せて、栗駒駅に着く頃にはかなりの乗車率に。その後、栗原田町駅で半分降り、鶯沢工業高校で残り全ての高校生が降り、結局細倉マインパークまで乗ったのは石越から乗り通したファンだけでした。
そのまま折り返すファンの方もいましたが、「駅長さん」は一本落として、朝飯&撮影*1&郵便局来訪に充てるコトにします。
 

*1:細倉の駅手前に鐘式の踏切があったので、それとの絡みでも

天気は悪いけど…

さて、細倉マインパーク前駅付近にある懐かしい鐘の音がする踏切でくりでんを撮り、お次は一気に若柳まで戻ります。ここには、くりでんが「栗原電鉄」と名乗っていた頃の名残があります。それは、栗電時代の電車たちです。
駅員氏に断りを入れて、早速車両たちをカメラに収めます。ディーゼルカーへの移行からかなりの月日が経っているので、色褪せていたり朽ち果てる寸前だったりしますが、古き良き時代の地方ローカル私鉄仕様の車両ばかりです。
駅構内を撮り終えたら、ちょいとばかり歩いて腕木式信号機が見える踏切まで。ちょっと遠いですが、なんとか車両との絡みを撮ることが出来ました。
そのあとは沢辺に移動し、有名な国道とくりでんがクロスするポイントから撮影します。
 

そろそろラストスパート

沢辺の有名なクロスを撮ったら、続いては栗駒に向かいます。くりでんでは、先月から今月末の最終日まで「くりでんクイズラリー」を開催していて、それの答え合わせをみちのく風土館でやっているからです。
同時にそこではくりでんに関する特別展示も行われていました。それを見たあと、受付にラリー用紙を提出し、景品である菊地直恵描き下ろし認定証とポケットティッシュを貰ったのでした。
…って、菊地直恵って誰やねん!?とお思いの方、まだまだ鉄分が不足してますね?「駅長さん」もこの前最新刊を買った「鉄子の旅」の作者氏ですよ。コミックと鉄道がコラボレートするなんて、もう二度と無いかも知れませんから、これは貴重なものですよ。
さて、そろそろ終わりが近付いてきました。最後にもう一度細倉マインパークに赴き、上りを完乗してくりでんとお別れします。
 

帰りはばびゅ〜んと

さて、細倉マインパーク前を17時16分に発車した石越行きは、乗客もまばらなまま上っていきました。昼間は乗り納めするファンが多く乗っているものの、この時間になるとそんな人たちもいなくなります。仙台に出るにも、沢辺から高速バスに乗れば、石越を経由するよりも早い上に安く行けるのですから、くりでんの劣勢は明らかです。
結局途中での乗り降りもほとんど無く、細倉から乗ってきたわずかばかりの乗客が石越まで乗り通したのでした。これが本来のくりでんの姿なのかも知れません。
石越からは仙台に出て、新幹線に乗り換えます。仙台までの東北本線は、お約束通り701系でした。なんとか座れたので、爆睡のまま仙台に到着しました。で新幹線に乗り換えますが、「はやて・こまち32号」が東京先着とのコトで、迷わず「こまちゃん」サイドを選択しました。こっちの方が2+2シートでなんとなく余裕がある感じがするし、はやては1月に乗ったばかりでちょっと避けたい気分だったんで。
それでは、東京まで約1時間半の駿足を楽しむとしますか。