悠久の歴史を感じる盆踊り

というわけで羽後町に到着です。まずはミケーネに寄り、7月の来訪時にコンプ出来なかった古民家ポスターを買い求めます。同時に、盆踊り記念のポストカードも売られていたので、「スタジオいなご」支援を兼ねてお買い上げです。その後街中へ移動し、「カオスながや」でかがり火天国を記念(?)*1した何気にきょぬーな女学生イラスト付きTシャツを買い、前回も訪れた彦三でかき揚げそば(大盛り・冷や)を食べ、盆踊りの開始を待ちます。
食事を済ませ会場へ戻ると盆踊りが始まっていて、お囃子が聞こえてきます。一応、有料のイスや座敷もありますが、今回は色々立ち見のスペースを行ったり来たりしつつ楽しんでみることに。移動は大変ですが、この方が色々な踊りを見れそうな気がします。西馬音内盆踊りといえば笠を深く被ったり黒頭巾で覆ったりして顔を見せないように踊っていますが、実際に見るとお囃子と相まって不思議な感じがします。時には威勢よく、時にはもの悲しく聞こえるお囃子に合わせて踊り手さんたちが踊りますが、同じ踊りでも男性と女性では(当たり前かも知れませんが)雰囲気が違って見えます。ダイナミックに見えるのが男性で、しなやかに見えるのが女性といったところでしょうか?いずれにしろ顔が見えないので、時折どちらか分からなくなってしまいます。


夜の帳が下りると、盆踊りが始まります。
 
左:盆踊り会館前にはお囃子を演奏するやぐらが組まれています。ここを中心に、盆踊りの我が広がります
右:踊りの輪には死者の魂を呼び寄せる「かがり火」が数メートルおきに置かれています。

ま、何はともあれ、日本人の心の琴線とも言える和装の女性の後ろ姿に見とれつつ、アッという間に踊りのラストを迎えます。お囃子の演奏で踊りを締め、アンコールでもう1回演奏し、盆踊り2日目が大団円を迎えました。終わると、踊り手も観覧客も三々五々移動しますが、意外なほど踊り手に若い女性(いやむしろ学生さんかと)が多かったのような気がします。昨年行った城端のむぎや祭りもそうですが、小さい頃からしっかりと地元の伝統を受け継いできた結果が、この西馬音内盆踊りを全国区にしていったのではないでしょうか?
で、夜遅くに盆踊りが終わったわけですが、そこからは大曲に移動して1泊します。予定ではこのまま古川に戻って1泊する予定でしたが、レンタカーの時間に余裕ができたので、羽後町をもうちょっと堪能してから帰ることにしたのでした。

*1:実際にはそこに間に合いませんでしたが